「視力検査で気球がぼやけて見える」のはなぜかご存じですか?屈折検査の特徴を医師が解説

「視力検査で気球がぼやけて見える」のはなぜかご存じですか?屈折検査の特徴を医師が解説

視力検査・屈折検査は気球がうまく見えなくても大丈夫?

オートレフラクトメーターによる視力検査で、気球の画像が「なんとなく見えづらい」「最初からぼやけたままはっきりしない」といった経験をされる方もいます。しかし、これは必ずしも異常ではなく、検査の目的や方法を理解していれば不安に感じる必要はありません。ここでは、見えにくい理由や測定への影響について解説します。

オートレフラクトメーターを覗いても気球がぼやけたまま、または見えなかったら?

気球が常にぼやけて見える場合、近視や遠視、乱視などの屈折異常が強い可能性があります。また、白内障など水晶体の濁りがある場合や、眼底疾患などがあると、そもそも画像がうまく網膜上に結像せず、見えにくいこともあります。

瞬きや視線のズレが視力検査・屈折検査に与える影響

検査中に瞬きが多かったり、視線がずれていたりすると、機械が正確な測定を行えないことがあります。特にお子さまや高齢の方など、視線の安定が難しい場合は、何度か測り直しが必要になることもあります。ただし、オートレフには測定誤差を排除する補正機能が搭載されていることが多く、一定の条件下で正確な平均値を導き出す工夫がされています。

「視力検査で気球がぼやける」についてよくある質問

ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「視力検査で気球がぼやける」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

オートレフラクトメーターは最初に気球がぼやけて見えるのが正しい見え方でしょうか?

栗原 大智 医師

はい、最初に気球がぼやけて見えるのは正常です。オートレフラクトメーターは、目がどの位置でピントを合わせようとするかを測定する検査機器です。そのため、検査開始時はあえてピントが合っていない状態からスタートし、機械が自動的に調節しながら測定を行います。検査中に気球が少しずつはっきりしたり、逆に一瞬ぼやけたりすることもありますが、いずれも異常ではありません。

視力検査で気球がぼやけているとき、ピントが合うまでじっと待つ必要がありますか?

栗原 大智 医師

基本的には、じっと待つ必要はありません。オートレフラクトメーターは、被検者が無理にピントを合わせようとしなくても、自動的に測定できる仕組みになっています。「はっきり見よう」「ピントを合わせよう」と意識しすぎると、かえって目に力が入ってしまい、正確な測定ができないこともあります。

視力は一度悪くなってしまったら、トレーニングなどでも改善しないのでしょうか?

栗原 大智 医師

視力低下の原因によって答えは異なります。一時的な調節の緊張による仮性近視の場合は、目を休ませたり、生活習慣を見直したりすることで改善する可能性があります。一方で、近視・遠視・乱視など、眼球の形や角膜の状態が原因となっている場合は、残念ながらトレーニングだけで裸眼視力が回復することは基本的にありません。こうしたケースでは、メガネやコンタクトレンズなどによる矯正が必要になります。

配信元: Medical DOC

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