「救える命だった」ウィシュマさん死亡めぐる国賠訴訟が結審、遺族側は「入管の責任」改めて訴え

「救える命だった」ウィシュマさん死亡めぐる国賠訴訟が結審、遺族側は「入管の責任」改めて訴え

●「国の姿勢はかなり不誠実だった」

上林惠理子弁護士は、国側の訴訟対応についても厳しく批判した。

「国側が出すべき資料を出さずに死因がよくわからないと言ってみたり、栄養が足りていたとしながらそれを示す数字は出さなかったり。

そういう中で、こちらが言い続けていることについては立証できていないとする姿勢については、かなり不誠実だと感じています」

そのうえで「最終報告書で検証しきれなかった部分があるわけですから、(国側は)訴訟で立証と情報提供を尽くし、何が問題だったかという判断を裁判所と国民と報道機関に委ねるべきだったと思います」

ウィシュマさんの死亡をめぐっては、遺族が2021年11月、当時の名古屋入管幹部ら13人を殺人などの容疑で刑事告訴したが、名古屋地検は2022年6月に全員を不起訴とした。

その後、検察審査会は「不起訴不当」と議決したものの、2023年9月に再び不起訴となっている。

国家賠償訴訟の判決は12月11日に言い渡される。

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