ディズニー&ピクサーの大人気シリーズ最新作「トイ・ストーリー5」が、大ヒット公開中だ。本作で新キャラクターのデジカメのおもちゃ「スナッピー」の日本版声優を務め、大きな注目を集めているのが乃木坂46の井上和だ。前編では、スナッピーの魅力や、アフレコ収録の苦労について語ってもらったが、続く後編では、井上が「生まれたときからそばにあった」と振り返るシリーズへの思いや私生活でのエピソード、乃木坂46のグループ活動で培った仲間への思いなどを聞いた。
生まれた時からすぐそばに「トイ・ストーリー」があった
――「生まれた時からすぐそばに『トイ・ストーリー』があった」とのことですが、井上さんにとって本シリーズはどのような存在ですか?
「『1』も『2』も『3』も『4』も全部大好きなんですけど、『5』は30周年ということで原点回帰のような、わたしが見ていた『トイ・ストーリー』のすべてが詰まっています。自分が出演させていただいているということもあって、思い入れのある作品になっていくのだろうなと思います。でも『今回が一番面白い』って、毎シリーズ公開されるたびに思ってしまうのが『トイ・ストーリー』のすごいところで、今作では『トイ・ストーリー』の歴史も感じるし、すごく大切な作品だなと思います」
――思い入れのあるシリーズは?
「特に『3』はすごく好きで、小さいときから何度も何度も、シリーズを通して一番見たんじゃないかなと思いますし、『3』に登場するロッツォのぬいぐるみは、一人暮らしをしている今の家にあります(笑)。ロッツォも大好きなんですけど、実家にバズのおもちゃがあったのですごく好きですし、ウッディも大好きです。
どのキャラクターも好きなんですけど、特に『3』は『1』『2』とまたガラッとカラーが変わるじゃないですか。前半と後半で雰囲気が違って、大冒険をしている感じが幼いながらもずっと目が離せなくて、特に思い入れがありますね」
――スナッピーは仲間とのつながりや輪を大切にするキャラクターですが、乃木坂46で活動されている井上さんご自身の経験と、重なる部分はありましたか?
「スナッピーは本当にすごく素直で、仲間思いで、純粋で素直な子。わたしはこうやってグループで活動している中で、うれしいことがあったら一緒に共有したり、みんなで喜んだりみたいなことがすごく多いので、そういうところは似ているのかなと思ったりします(笑)」
――坂道グループの現役メンバーとしては、初のディズニー&ピクサー作品の声優となりますが、プレッシャーや喜びはいかがですか?
「どっちもです(笑)。すごくプレッシャーもありますし、乃木坂46は15年続いているグループで、先輩たちがいろいろな畑を耕してくれているからこそ、続いていくことが多いんですね。その先輩たちが作ってくださった道を汚さないように進まなきゃいけないって怖さはありますが、今回はこうやってまた新たな畑に、わたしが一番最初に足を踏み入れることができて、『すごいうれしいな』という反面、『ここでしっかりがんばらないと』というプレッシャーはすごくありました」
――乃木坂46に加入して5年目になりましたが、現在地を教えてください
「今までは自分の基盤とグループの大切にしているものをしっかりと守っていく、作っていく作業だったなと振り返っています。
ただ昨年、初めて後輩がグループに入ってきたので、ここからは後輩やグループのために、乃木坂46のことをもっと発信していくフェーズに入ったんじゃないかなと思っています。それは先輩方が今までやってきてくださったことで、先代キャプテンの梅澤美波さんや、個人的には『オールナイトニッポン』を引き継いだ久保史緒里さんだったり、ほかにもたくさんの先輩方がいろいろな作品に出て、乃木坂46をどんどん外に広げていっていただきました。できているか分からないですけど、わたしもそういうことをできるようになりなさいと言われているような気がして、そういうタイミングだと思っています」
幼少期は「カーズ」で車遊び
――井上さんご自身は、子供のころにどんな遊びをされていましたか?
「わたしは『カーズ』が大好きで、家にいっぱいライトニング・マックィーンのおもちゃがあったんですよ。弟と一緒に街を作ってマックィーンを走らせて、なんならそれをバズが攻撃したりとか(笑)。マックィーンもいろいろなタイプのおもちゃが発売されているじゃないですか。だから家に何体もマックィーンがあって、車遊びを弟とよくしていました」
――今でも心に残っているお気に入りのおもちゃや、大切にしていた宝物があれば教えてください
「女の子だからというのもあるかもしれませんが、ぬいぐるみはすごく大切にしています。特に、小さいときから一緒にいたクマのぬいぐるみがあって、その子を連れていろいろなところに出かけたというわけではないのですが、離れるとちょっと不安になるなと思って、一人暮らしをするときその子だけは実家から連れてきました。抱きかかえられるようなサイズではなく、両手で収まるぐらいの大きさなので、ベッドの横に置いていて、寝る時にそばにいてもらっています」
――最後に映画を楽しみにしている方に、メッセージをお願いします
「どの年代の方が見ても楽しめる作品です。大きくなったわたしでも感じるものがありますし、わたしが小さい時に『トイ・ストーリー』を見たワクワク感を、いまの子供たちにも感じてもらえると思います。大人の方でもその時の記憶を懐かしむことができるシーンも出てくるので、いろいろな視点から何度見ても楽しめる作品だと思います。みなさんに楽しんでいただけたらうれしいです」

