介護の負担を軽くするためにできること

介護疲れやストレスを感じたときはどうすればよいですか?
介護による心身の疲れやストレスを感じたときは、一人で我慢せず、早めの相談が大切です。介護そのものの負担軽減については地域包括支援センターやケアマネジャーに相談し、ショートステイやデイサービスなどを活用して休息をとる方法もあります。
気持ちのつらさが強いときは、こころの健康相談統一ダイヤルなど、電話やSNSで利用できる公的なこころの相談窓口もあります。悩み別・地域別に相談先を探せる支援情報の検索サイトも用意されています。
仕事と介護の両立に悩んだときに使える制度はありますか?
仕事と介護の両立を支える制度として、育児・介護休業法に基づく介護休業や介護休暇があります。まとまった期間休みたいときは介護休業、通院の付き添いなどスポットで休みたいときは介護休暇、というように使い分けられます。
このほか、短時間勤務やフレックスタイム、時差出勤、所定外労働・時間外労働・深夜業の制限といった働き方の措置も設けられています。利用条件など詳しくは、勤務先や都道府県労働局の雇用環境・均等部に確認するとよいでしょう。
介護費用の悩みはどこに相談すればよいですか?
介護にかかる費用の悩みも、地域包括支援センターや担当のケアマネジャー、市区町村の介護保険窓口で相談できます。介護保険サービスの自己負担や、負担を軽くする仕組みについて、状況に応じた案内を受けられます。
また、介護サービス情報公表システムには、サービスのおおよその料金を試算できる機能もあるため、利用前に費用の目安を知りたいときに役立ちます。経済的な不安も含めて、まずは身近な窓口に相談してみましょう。
介護サービスを探すときに確認しておくべきことを教えてください
介護サービスを探すときは、厚生労働省の“介護サービス情報公表システム”を活用すると便利です。全国の事業所を地域から検索でき、サービス内容や運営状況などを比較できます。
確認しておきたいのは、提供しているサービスの種類、対応エリア、事業所の体制や特色などです。あわせて、おおよその料金の試算もできます。
実際の利用にあたっては、担当のケアマネジャーに相談しながら、本人の状態や希望に合った事業所を選ぶとよいでしょう。
介護について家族の意見が合わないときはどうすればよいですか?
介護の方針は、それぞれの価値観や生活状況の違いから、家族・兄弟間で意見が分かれることも少なくありません。
誰かが感情的になるとこじれやすいため、一度時間を置き、冷静に話し合うことが大切です。
重要なことを相談なく一人で決めず、情報を共有しながら役割分担を話し合うと、協力体制をつくりやすくなります。
それでも折り合いがつかないときは、担当のケアマネジャーや地域包括支援センターなどの専門職に間に入ってもらい、第三者の視点を交えて方針を整理する方法もあります。
編集部まとめ

ここまで介護の悩みについてお伝えしてきました。介護の悩みの要点をまとめると以下のとおりです。
介護の悩みは身体・精神・経済など多岐にわたり、抱え込むと共倒れのおそれがあるため早めの相談が大切
相談先は地域包括支援センターやケアマネジャー、認知症・こころの専門窓口などがあり、迷ったらまず地域包括支援センターへ
介護休業や介護休暇などの両立支援制度や、介護サービス情報公表システムでの事業所比較が介護の負担軽減に役立つ
介護は長く続くことも少なくないからこそ、信頼できる相談先や制度を早めに知っておくことが、心身の余裕につながります。気になることがあれば、一人で抱え込まず、まずは身近な窓口へ声をかけてみてください。
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
参考文献
家族介護に直面した方への支援を知りたい|厚生労働省
介護相談窓口等について|WAM NET
地域窓口|WAM NET
地域包括ケアシステム|厚生労働省
認知症に関する相談窓口|厚生労働省
認知症に関する相談先|厚生労働省
介護休業制度|厚生労働省
介護休暇制度|厚生労働省
介護サービス情報公表システム|厚生労働省
困った時の相談方法・窓口|厚生労働省

