一歩ずつ取り戻す日常。医療の進歩を信じて伝えたいこと
退院後も経過観察を続けている
編集部
もし発症前の自分に何か伝えられるとしたら、どんな言葉をかけますか?
松野さん
昔の私は、仕事や自分のことばかり考えていたように思います。だからこそ「周りの人への感謝を忘れず、家族を大事にして、子どもと一緒にたくさん遊んであげて」と伝えたいですね。
編集部
現在の体調や生活の様子を教えてください。
松野さん
2024年8月1日から職場に復帰できています。とはいえ、体調面ではまだケアが必要です。移植によってリセットされた免疫を戻すため、ワクチンの打ち直しを行っています。この接種は保険適用外のため費用がかかります。
また、免疫低下の影響で帯状疱疹(たいじょうほうしん)にも見舞われました。1カ月ほどは激しい痛みが続き大変でしたが、今は治療の効果もあり、だいぶ楽になっています。
編集部
医療従事者に伝えたいことはありますか?
松野さん
弱気になっている患者さんに勇気を与えてくれる医療従事者には、本当に感謝しかありません。
編集部
最後に、読者へのメッセージをお願いします。
松野さん
医療は年々進歩しており、かつては不治の病と言われた白血病も、現在は長期生存や治癒を目指せる病気になったといわれています。これからも新しい治療法や薬が開発され、長期生存率が上がっていくことを期待しています。
皆さん一人ひとりが持つ生きる力を、どうか信じてください。
編集後記
白血病の告知を「死刑宣告のよう」と受け止めた松野さんを支えたのは、「家族と普通の生活をしたい」という思いでした。退院後も高額な薬代やワクチンの打ち直しなど、治療との付き合いは続きます。
松野さんが実体験から語る経済的な備えの大切さは、誰にとってもひとごとではありません。
本稿には特定の医薬品、医療機器についての記述がありますが、情報提供のみを目的としたものであり、医療上の助言や販売促進などを目的とするものではありません。
なお、メディカルドックでは病気の認知拡大や定期検診の重要性を伝えるため、闘病者の方の声を募集しております。皆さまからのご応募お待ちしております。
記事監修医師:
今村 英利(いずみホームケアクリニック)
※先生は記事を監修した医師であり、闘病者の担当医ではありません。
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