犬が反応しやすい言葉5選

犬は、食事や散歩、遊びなど、自分にとってうれしい出来事と結び付いた言葉を覚えやすい傾向があります。普段の会話の中で何気なく使っている言葉でも、犬は繰り返し聞くうちに、そのあと何が起こるのかを予測するようになるでしょう。
1.「ごはん」「おやつ」
犬が特に反応しやすい言葉として代表的なのが、「ごはん」や「おやつ」といった食べ物に関する言葉です。
毎日の食事やごほうびと結び付いているため、「ごはんにしようか」「おやつ食べる?」と声をかけただけで、耳を立てたり、急いで駆け寄ってきたりする犬も少なくありません。言葉そのものだけでなく、食器を用意する音や飼い主の動きも合わせて覚えていることがあります。
2.「散歩」「行く?」
散歩が好きな犬は、「散歩」「お出かけ」「行く?」といった外出に関係する言葉にも敏感に反応します。
首をかしげる、しっぽを大きく振る、玄関へ向かう、リードの置き場所を見つめるといった行動が見られるなら、その言葉のあとに楽しい外出が始まると覚えているのでしょう。毎回同じ言い方をしている家庭ほど、犬も意味を結び付けやすくなります。
3.自分の名前
自分の名前は、多くの犬が比較的早い段階で覚える言葉の一つです。名前を呼ばれたあとに撫でてもらう、褒められる、ごほうびを受け取るといった経験を重ねることで、「この音は自分に向けられた呼びかけだ」と認識するようになります。
ただし、叱るときにばかり名前を使うと、呼ばれること自体を嫌がるようになる可能性もあるため注意が必要です。
4.「いい子」「えらいね」
「いい子」「えらいね」「すごいね」といった褒め言葉も、犬が覚えやすい言葉です。やさしい声や笑顔、撫でられること、ごほうびなどと一緒に使われることで、その言葉を聞くと「認めてもらえた」「うれしいことが起こる」と感じるようになります。
褒め言葉は、しつけだけでなく、犬との信頼関係を深めるうえでも役立つでしょう。
5.「遊ぼう」
遊ぶことが好きな犬は、「遊ぼう」「持ってきて」「ボール」といった言葉にもよく反応します。
お気に入りのおもちゃをくわえてきたり、遊ぶ場所へ先回りしたり、期待するように飼い主を見つめたりする場合は、その言葉と楽しい時間を結び付けている可能性が高いでしょう。ただし、犬によって好きな遊びは異なるため、反応しやすい言葉にも個体差があります。
犬は言葉の意味を理解しているの?

犬は、人間のように文章の文法や細かな意味まで理解しているわけではありません。ただし、言葉の音、声のトーン、飼い主の表情や動き、そのあとに起こる出来事を組み合わせながら、「この言葉のあとには何が起こるか」を学習しています。
たとえば、「散歩」と言ったあとに毎回リードを付けて外へ出ていれば、犬は「散歩という音=外へ行ける」と覚えるようになります。また、同じ言葉でも明るい声で言うか、厳しい声で言うかによって、犬の受け取り方は変わることがあります。
犬は言葉だけを聞いているのではなく、飼い主の表情や姿勢、手の動き、周囲の状況まで含めて判断していると考えるとよいでしょう。

