犬が刺されると危険な虫

とくに暖かい季節になると、愛犬とお散歩している最中にも、虫に遭遇する機会が増えますよね。自然の中には、犬が刺されると危険な虫も存在します。
もちろん、飼い主にとっても危険な虫です。痒みだけで済む場合もありますが、犬は引っ掻きすぎてしまい、傷になったり、出血したり、感染症の原因になることがあります。
虫によっては、犬が刺されることで、重篤なアレルギー症状を引き起こす可能性も考えることができます。
犬は地面に近い場所を歩きますし、草むらにも近づいてニオイを嗅ぎたがりますし、飼い主よりも虫に刺されやすい状況にあります。
予防することも大切ですし、虫に刺されてしまった場合でも、早めの対処をすることで、愛犬の健康を守ることにつながります。
1.蚊
蚊は、犬が刺されると危険な虫です。
蚊が媒介する「フィラリア症」に感染する恐れがあるためです。フィラリア症は、「犬糸状虫」という寄生虫が原因で、蚊が犬の血液を吸うときに体の中に侵入します。
ミクロフィラリアと呼ばれる幼虫が犬の体の中に侵入すると、数カ月かけて心臓や肺動脈に寄生し、成虫では12cm~30cmにも成長します。
初期段階では症状がほとんど現れないため、見逃してしまいやすく、咳・呼吸困難・血尿・疲れやすさなどによって発見されることがあります。
フィラリア症には予防薬があります。蚊に刺され、幼虫が犬の体内に侵入してしまった場合でも、心臓や肺動脈に到着する前に駆除することができるお薬です。
お薬には様々なタイプがあります。地域によって異なりますが、日本では4月頃~12月頃まで予防薬が必要になります。
2.マダニ

マダニは、犬が刺されると危険な虫です。
公園の茂みの中に潜んでいることがあります。道路わきの草むらに潜んでいることもありますし、ドッグランでマダニに刺されてしまうこともあります。
マダニは、犬の体に付着した後、吸血します。バベシア症、ライム病、SFTS(重症熱性白血盤減少症候群)など、マダニは様々な病気を媒介する危険があります。
犬だけでなく、人間にも感染する恐れのある病気であるため、お散歩の際は飼い主のみなさんもご注意ください。
マダニもフィラリア症と同様に、予防薬があります。ひとつのお薬によって、フィラリア症とマダニのどちらも予防することができるタイプもありますので、獣医さんにご相談ください。
3.ブヨ・アブ
ブヨとアブは、犬が刺されると危険な虫です。
自然が豊かな場所に多く存在し、水辺でもよく見られる虫です。ブヨとアブは吸血性の虫で、犬が刺されると強い痛みと痒みが出ます。
刺された患部を舐め続けると、皮膚炎につながることがあります。とくに、耳・鼻・足先・お腹など、毛の少ない部分を刺されやすい傾向にあります。
愛犬とアウトドアを楽しまれる際は、虫よけ対策をしっかり行うようにしましょう。
虫を寄せ付けない工夫や外出前にすべき対策

犬用の虫よけグッズを活用しましょう。首輪やハーネスに取り付けて使うタイプの虫よけグッズがおすすめです。
春や夏には冷感素材やメッシュ素材など、通気性がよく熱がこもりにくいお洋服を着せることでも、虫に刺されにくくすることができます。
帰宅後は、念入りなブラッシングをし、皮膚の健康状態もチェックしておきましょう。

