犬が『飼い主から離れない』心理5つ 寂しがっているの?常に後をついてくる理由まで

犬が『飼い主から離れない』心理5つ 寂しがっているの?常に後をついてくる理由まで

愛犬に分離不安の疑いがある場合の対処法や予防法

留守中にサンダルをかじる犬

愛犬に分離不安症の兆候が見られる場合は、できるだけ速やかに動物病院で診てもらいましょう。獣医行動診療科がある病院や専門医がいる病院が理想ですが、身近にない場合はかかりつけの動物病院に相談の上、紹介状を書いてもらうのも良いでしょう。

分離不安症の治療は、獣医師の指導のもと、犬が強い不安を感じない範囲から少しずつひとりで過ごせることに慣らす行動療法が中心となります。症状によっては、薬物療法を組み合わせることもあります。

2016年にフィンランドのヘルシンキ大学が、犬の「見知らぬ人や新しい状況に対する恐怖」「大きな音に対する恐怖」と分離不安との関連を調査した結果、分離不安の犬の58.8%が「見知らぬ人や新しい状況」に対して、49.5%が「大きな音」に対して恐怖反応を示すことがわかりました。

この調査から、全般的な怖がりの傾向や音への敏感さは分離不安症とも関連することがあるとわかります。怖がりで音に敏感な愛犬の場合は、留守番中の様子をペットカメラによる録画などで観察するとよいでしょう。

分離不安症は、どの犬にも発症する可能性があります。必ず予防できるわけではありませんが、若い頃から以下のような経験を積ませることで、犬がひとりでも落ち着いて過ごせる力を育むことにつながるでしょう。ただし、無理のない範囲で行うことが肝要です。

子犬の頃からさまざまな音や環境に慣らす 飼い主さんの在宅時にも、犬が落ち着いてひとりで過ごせる時間を作る 犬が不安を示さないごく短い時間から留守番の練習をし、少しずつ時間を延ばす 外出や帰宅時に、過度に興奮させないようにする 留守番時に、安全で快適に過ごせる環境を整える

まとめ

飼い主に体を預けて離れようとしない犬

寂しがり屋で甘えん坊の犬は、いつも飼い主さんの後をついて周り、そばを離れたがらない傾向があるかもしれません。しかし、留守番をさせても特に問題を起こさず、日常生活が送れる場合は、特別な対処は必要ないでしょう。

しかし、飼い主さんの外出準備中や不在時に限って強い不安による行動や体調不良が見られる場合は、分離不安症の可能性が考えられます。動物病院で診察を受け、適切な対処を行うことで、飼い主さんの不在時にも犬が穏やかな気持ちで過ごせるようにしてあげましょう。

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