喜びと学びが入り混じった母の日
結局、私は「う、うれしくて言葉が出なかった。ありがとう!」と大げさに喜んでみせることにしました。長女は安心したように大喜びし、無邪気な笑顔を見ていると、それでよかったと思えました。
ただ夫には、花束に入っていた菊は、いわゆる仏花と言われていることを伝えました。今後、夫が誰かに花束をプレゼントすることになった際など、仏花を入れて相手を困惑させたら……と思うと、伝えておいたほうがよいと思ったのです。
夫は知らなかったようで、少ししょんぼりしてしまいましたが、「花束をくれた気持ちはうれしかったよ」と伝えると、笑顔を見せてくれました。
その後、父の日に長女と一緒に花屋さんへ行き、「これは、お供えのときに使うことが多いお花なんだよ」と、改めて伝えることに。まだ幼かった長女には完全には伝わっていない様子でしたが、こうした経験や知識が、いつかどこかで役に立ってくれるといいなと思います。
完璧ではないけれど、一生懸命に考えて用意してくれた気持ちは、やはり何よりもうれしいものです。少し抜けているところのある夫らしいハプニングのエピソードとして、心に残ったのも事実。知識の大切さを感じつつも、あの日のカレーの味と仏花の思い出は、毎年、母の日を迎えるたびにクスッと思い出しています。
著者:大野肉美/40代女性・2015年、2019年生まれの女の子を持つ母。趣味はK-POPや音楽活動。日常生活のクスっと笑えるエピソードを読んだり聞いたりするのが大好き。モットーは「一日一笑」。
イラスト:Ru
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)
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