大型犬が穏やかな性格だと言われる理由

大型犬は、常に落ち着いていて、穏やかな性格だと言われることがあります。
もちろん、年齢によってはやんちゃな時期もありますし、生まれ持った性格によっては落ち着きがない場合もあります。育った環境によっても変わってくるでしょう。
多くの大型犬が穏やかな性格だと言われることには、しつけも関係してくるでしょう。大きな体、強い力を持っていますから、しつけがなければコントロールが難しいため、徹底したしつけが行われることがほとんどです。
また、大型犬が穏やかな性格であることには、歴史的な役割、繁殖の過程、成長の速度など、様々な要素が関係しています。
穏やかな性格である大型犬の共通点を解説しましょう。
1.人間と協力する仕事を担ってきた歴史がある
大型犬が穏やかな性格だと言われることには、人間と協力する仕事を担ってきた歴史がある、ということが関係しています。
例えば、レトリバーには、ハンターが撃ち落とした獲物を回収する、という仕事を担ってきた背景があります。
獲物を傷つけることなく持ち帰る必要があるため、冷静さや優しさが求められる仕事です。人間の指示に従うことができなかったり、過度に興奮しすぎたりする性格では、担うことができないのです。
また、牧羊犬や家畜の護衛犬として働いてきた大型犬も多くいます。羊や牛を見守り、外敵から群れを守ることを担ってきました。
無駄に攻撃的になるのではなく、状況を見極め、冷静に行動することができなければ、牧羊犬や護衛犬にはなれないのです。
2.精神的な余裕を持つことができる

大型犬が穏やかな性格だと言われることには、精神的な余裕を持つことができる、ということが関係しています。
体も大きく、力も強いため、自分自身を守るために必要以上の警戒心を持つ必要がないのです。
小型犬で考えてみると、自分よりも体が大きく力の強い人間や動物に囲まれた生活を送らなければならないため、防衛本能から吠えやすく、警戒心を強く持ってしまうことがあるのです。
大型犬は、自分の体の大きさや力の強さが抑止力になるため、必要以上に吠えたり威嚇したりすることがなく、穏やかな性格だと捉えられるのです。
3.成長に時間がかかるため穏やかさが身につきやすい
大型犬が穏やかな性格だと言われることには、成長に時間がかかるため穏やかさが身につきやすい、ということが関係しています。
大型犬は、成熟するまでに2年~3年ほどかかるとされています。子犬の頃はやんちゃな個体も多くいますが、成犬になるに連れ、少しずつ精神的な安定感が増してきます。
このとき、急激に穏やかな性格になったように感じられることがあるのです。飼い主にとっては、「おとなの犬になったな」と感じられるときでしょう。
成長のスピードで考えると、もともと穏やかな性格であったというよりは、じっくりと時間をかけて落ち着きを身につけていった、と言えるのではないでしょうか。
大型犬を穏やかな性格に育てるためのしつけのコツ

社会化を徹底すべきであると言えます。子犬の頃から他人や他犬とのスキンシップやコミュニケーションの機会を多く与え、外の世界の音や場所など様々な刺激に慣れさせることが大事です。
「おすわり」「待て」「戻れ」「放せ」などの基本的なしつけは、愛犬の安全と命を守るためのしつけです。褒めながら根気強く教えましょう。
飼い主ではしつけが難しい場合があります。力づくにコントロールしようとすると、悪影響を及ぼすことがあります。
ドッグトレーナーや訓練士など、プロを頼ることも検討しなければならないことがあるでしょう。

