筆者の話です。 スマートフォンがまだなかった頃のこと。髪に付いたガムを前に困っていた親子を助けたのは、昔テレビで見た何気ない情報でした。
突然の悲鳴
社宅で暮らしていた頃、ベランダで洗濯物を取り込んでいると、隣の家から奥さんの慌てた声が聞こえてきました。
「どうしたの?」
思わず声をかけると、奥さんは困った表情で子どもの方を見ています。
「子どもの髪にガムが付いちゃって……もう切るしかないよね」
髪にはガムがしっかり絡まり、指で取ろうとしても動きません。
無理に引っ張れば髪まで抜けてしまいそうで、奥さんもどうしていいか分からない様子でした。
思い出した
髪を切るしか方法はないのだろうか。
そう思った瞬間、昔テレビで見た情報が頭に浮かびました。
当時は今のようにスマートフォンですぐ調べられる時代ではありません。
テレビや本で紹介される生活の知恵を、気になったものだけ覚えていました。
「あれ? 昔テレビで見た方法があったような……」
記憶は少し曖昧でしたが、ある方法だけははっきり思い出したのです。

