見えない家事
私は無事に10日ほどで退院できることに。
迎えに来てくれた夫が車の中で、急に「今までごめん」と頭を下げたのです。
「家事って、料理や洗濯だけじゃなかったんだな」
私が入院して最初の週末に、息子が「お母さんってすごいね。これ全部一人でやってたんだね」と言ったそうです。
俗にいう『見えない家事』の存在に気付いた夫は、その言葉にハッとしたとか。
「家事なんて片手間にできる」と私にさんざん言ってきた自分に腹が立ったと話してくれました。
体験者の声
私の退院以来、夫はゴミ出しや風呂掃除、子どもの習い事の送迎、洗濯などを進んでやってくれるようになりました。
私が忙しそうにしていると「何かやろうか?」と声をかけてくれるまでに変わったのです。
病気で入院や手術をしたことは大変でしたが、そのことが夫が変わるきっかけになったのだと思います。
子どもたちには寂しい思いをさせてしまいましたが、夫婦にとっては良いターニングポイントだったのかもしれません。
【体験者:30代女性・会社員、回答時期:2026年6月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:RIE.K
国文科を卒業し、教員免許を取得。OLをしていたが、父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄、多くの『ちょっと訳あり』な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。シングルマザーとして子どもを養うために、さまざまな仕事の経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地・職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。

