高血圧が気になる人に 血圧を下げるおすすめの飲み物
コンビニなどでも買いやすい飲み物の中から、血圧管理で取り入れやすいものを紹介します。大切なのは、無糖・食塩無添加を基本にすることです。
食塩無添加のトマトジュース
トマトにはリコピンだけでなく、GABAやカリウムが含まれています。コンビニで選ぶ際は、必ず「食塩無添加(無塩)」と記載されたものを選んでください。食塩入りを選ぶと塩分が増えて逆効果になります。ある日本の研究では、塩分が入っていないトマトジュースを1年間にわたって毎日飲んだ結果、上の血圧が約4mmHg、下の血圧が約2mmHg低下することが報告されています。この研究では、参加者の多くが1日約200mlを飲んでいました。多くの研究では、6〜8週間以上、毎日続けることで効果が確認されています。
緑茶やコーヒー
緑茶のカテキンやコーヒーのクロロゲン酸には、血管内皮機能や弾力性を保ったり血管を拡張させて血圧を下げる効果が期待されます。カテキンを含む飲み物は緑茶以外にも烏龍茶や紅茶がありますが、緑茶と比べるとカテキンの含有量は少なくなります。またコーヒーは「無糖」で飲むことが鉄則です。ただしコーヒーはカフェインによる一時的な血圧上昇もあるため、1日2〜3杯程度を目安にしましょう。
砂糖不使用の純ココア
ココアに含まれるポリフェノールの一種のフラバノールには、血圧を下げる可能性が報告されていますが、効果は補助的に考えるのが適切です。ミルクや砂糖が多いタイプではなく、カカオ成分が高い純ココアや砂糖不使用タイプを選ぶとよいでしょう。飲み過ぎはエネルギーの過剰摂取につながるため注意が必要です。
牛乳や低脂肪乳などの乳製品
DASH食でも推奨される牛乳や乳製品には、カルシウムやマグネシウム、乳由来のペプチドが含まれており、血圧管理に関わる成分として注目されています。毎日続けるなら、脂質やエネルギーを抑えやすい低脂肪乳や無脂肪乳が選びやすいでしょう。
お酢やビネガードリンク
酢に含まれる酢酸は、体内で血圧上昇に関わるホルモン系を抑制する働きがあります。最近はコンビニでも飲みやすい黒酢ドリンクなどが売られていますが、飲みやすくするために「糖分」が多く含まれているものもあるため、成分表示を確認しましょう。
「血圧を下げる飲み物」についてよくある質問
ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「血圧を下げる飲み物」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
お茶やコーヒーは血圧を下げる効果があるのでしょうか?
藤井 弘敦(医師)
緑茶やコーヒーに含まれるポリフェノールの一種であるカテキンやクロロゲン酸は、血管機能を保つことが期待されます。ただし、緑茶やコーヒーに含まれるカフェインでは、一時的に血圧が上がることもあるため、飲みすぎには注意し、適量で飲むようにしましょう。
血圧を下げる飲み物で即効性が高いランキングが知りたいです
藤井 弘敦(医師)
飲んですぐに血圧を大きく下げる飲み物はありません。減塩や体重管理と合わせて上記特定成分を含む飲み物を数週〜数か月の単位で継続することが重要です。
飲み物の他に血圧を下げやすい食べ物もありますか?
藤井 弘敦(医師)
野菜、果物、大豆製品、低脂肪乳製品などを取り入れるDASH食が参考になります。まずは減塩を優先し、そのうえで食事全体を整えることが大切です。
飲食・食事以外で高めの血圧を下げる方法も教えてください
藤井 弘敦(医師)
飲食・食事以外で高めの血圧を下げる方法には、有酸素運動、減量、節酒、禁煙、睡眠の見直しが挙げられます。週150分程度の運動や、適正な体重を保つことは、薬と同等のレベルで血圧を下げる効果が見込まれるほど重要です。たばこは血管に悪影響を与えやすく、睡眠不足も血圧に悪影響を及ぼすことがあるため、生活習慣全体の見直しが第一歩です。飲み物選びはあくまで補助であり、まずはこうした生活習慣の改善を優先することが大切です。

