天才作家エドガー・アラン・ポーに愛された猫 最期まで強い絆で結ばれたふたり 米国

天才作家エドガー・アラン・ポーに愛された猫 最期まで強い絆で結ばれたふたり 米国

特別に愛された猫

霧の橋にたたずむ黒猫

画像はイメージです

19世紀に大活躍した米国の天才作家エドガー・アラン・ポー。彼は珠玉の短編小説「黒猫」を執筆したことでも知られています。

実生活でも彼はCattarinaという名の美しいサビ猫を飼っていました。当時は現在ほど猫がペットとして愛されていなかったためCattarinaの情報はあまり残っていませんが、1839年末から1840年初頭にかけて、一家がフィラデルフィアのコーツ通りに住んでいたときに家族に迎えられたと考えられています。ポー家では家族をニックネームで呼ぶ習慣があり、この猫もCattersとかKateなどと呼ばれていたようです。

エドガーはCattarinaをとても愛してかわいがっていました。伝えられるところによると、この猫はエドガーの手から餌を食べることを好み、彼が旅に出ると落ち込んでしまい、彼が執筆している間は肩に載って「まるで自分が監督している仕事に満足しているかのように、ゴロゴロと喉を鳴らしていた」といいます。

死の床にある妻を温めた猫

女性のベッドで寝転ぶ黒猫

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1840年、彼は「本能対理性―黒猫」と題したエッセイを執筆し、その中で「筆者は世界でもっともすばらしい猫を飼っている」と書いています。これはCattarinaのことでしょう。エッセイの中で「この猫は完璧なタイミングでジャンプして、鍵のかかったドアを開けることができるのだ」と語っています。

悲しいことに、ポーの妻Virginiaは結核を患っていました。1846年の冬、ポーが経済的に困窮していたとき、CattarinaはVirginiaのベッドに寄り添って彼女に慰めを与えていました。当時、彼らの家を訪れた人は「Virginiaには夫のコートと猫以外に暖を取るものが何もなかった。このすばらしい猫は、自分の存在がどれほど夫婦の役に立っているかをわかっているようだった」と述懐しています。

Virginiaは1847年1月にわずか24歳で亡くなりました。

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