週末の大量飲酒が肝臓に与える影響

平日はアルコールを飲まないので週末にまとめて飲む、という人もいるでしょう。平日には一切飲酒をしないので、十分に肝臓が休んでいるから大丈夫、と思っていないでしょうか。
現在一度に大量飲酒をすることも肝臓に影響を与えると報告されてきています。
線維化
アルコールが肝臓の炎症を引き起こすということは前項で述べました。毎日の晩酌ではこの炎症がずっと、慢性的に続いていくことになります。一方で週末に大量の飲酒をする場合、肝臓に急激な炎症が起こってしまい、結果として瘢痕、線維化として残ってしまいます。この線維化が進んでしまうと、肝硬変となり、肝臓がん発症のリスクとなりえます。なお、この肝線維化のリスクは大量飲酒により3倍に高まってしまうと報告されています。
「肝臓がんとお酒の飲み方」についてよくある質問

ここまで肝臓がんとお酒の飲み方について紹介しました。ここでは「肝臓がんとお酒の飲み方」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
肝臓がんを発症してもお酒は飲めるのでしょうか?
岡本 彩那 医師
基本的に肝臓がんになったのであればお酒はやめましょう。肝臓がんになったとき、肝臓の機能はある程度低下しています。その状態でお酒をのむと、正常な部分で代謝しなければならず、余計に負担となります。
また、肝臓がんになった場合、いろいろと治療を行いますが、お酒で肝臓に負担を強いた状態は治療に影響が出ることがあります。その他、飲酒を続け、肝硬変になってしまう場合などは再度肝臓がんができてしまったり、治療が受けられないなどの状態にもなりかねないでしょう。

