「余裕」の裏にあった強がり…
最終的に不足していた分を清算する形で問題は解決しましたが、その後そのママはこの地域に居づらくなったのか転居されたそうです。他の保護者から、彼女はお子さんが多く、日々の生活や育児だけで手いっぱいな様子だったという話も耳にしました。
中には、あまりにも手が回っていない状態を見かねて、役員仕事の手伝いを申し出た方もいたようですが、「うちは余裕だから大丈夫!」と頑なに断られていたそうです。もしかしたら、私に見せていたあの余裕のある態度は、強がりだったのかもしれません。
当時の言葉を思い出すと複雑な気持ちになりますが、人の状況は簡単に変わるのだと感じました。だからこそ自分は、相手の一面だけを見て見下す言葉を使わないこと、そして強がってひとりで抱え込まず、必要なときには素直に助けを求めることを、強く心に誓った出来事でした。
著者:御法川 元子/40代女性。2015年生まれの女の子の母。子どもが生後4カ月のころから企業の広報担当として働いているワーキングマザー。パニック障害を患いながらも明るい性格で元気に毎日過ごしている。波瀾万丈な人生だが、明るく楽しくをモットーに! 趣味は音楽鑑賞・カラオケ。
イラスト:ななぎ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)

