以前勤めていた職場で、理不尽に感じる場面に直面したことがあります。上司から一方的に責められたとき、感情のまま言い返したくなる気持ちをこらえ、事実を整理して伝えたことで、職場の空気が少し変わった出来事でした。
理不尽な責任の押し付けに悩んでいた
以前の職場には、何か問題が起きると部下の責任として受け止める傾向がある上司がいました。現場の事情を十分に確認しないまま、厳しい言葉を投げかけられることもありました。
私自身も、その上司の対応に戸惑うことが何度かありました。もちろん、仕事である以上、自分に足りない点があれば受け止める必要があります。ただ、事情を確認しないまま責められると、どうしても納得できない気持ちが残りました。
ある日、取引先との間でトラブルが発生しました。本来は上司の判断ミスが関係していたと感じていましたが、会議の場で上司は「あなたの対応が悪かった」と、私を一方的に責め始めたのです。
会議で一方的に責められて
大勢の前で責められた瞬間、悔しさと怒りが込み上げました。周囲の視線も集まり、言い返したい気持ちになったのを覚えています。しかし、そこで感情的になれば、かえって状況が悪くなるかもしれないと思いました。声を荒らして反論すれば、問題の本質よりも「言い返した」という印象だけが残ってしまう気がしたのです。
そこで私は、できるだけ落ち着いた声で、これまでの経緯を時系列で説明することにしました。取引先とのやりとり、上司から受けた具体的な指示、その指示に基づいて自分がどのように対応したのかを、一つひとつ丁寧に説明しました。
そして最後に、「今回の件は私の力不足もありますが、ご指示の内容に基づいて対応した結果でもあります」と静かに伝えました。

