■柔らかさにまず驚きます!

豚肉をビールで煮る料理は初めてで「一体どんな味になるんだろう?」と興味津々でしたが、完成してみると見るからにトロトロ・しみしみで食欲がそそられます。ビール好きにはもちろん、お酒が飲めない人でも食卓に上がればみんなが喜ぶこと間違いなしの一皿です。

ナイフを入れてみると、スッと抵抗なく切れる柔らかさにまず驚きます。ひとくち食べてみると、外側はこんがりと香ばしく、柔らかな肉質とジューシーな脂でまさに絶品。甘くてトロトロの玉ねぎとビールの深いコクが馴染んだソースが、豚バラ肉の美味しさをレストラン級に格上げしています。

付け合わせのじゃがいものピューレはバターの香りがふわっと広がり、想像以上にクリーミーでなめらかな口当たりが豚バラ肉と相性抜群。ピューレ自体には塩が入っていないので、旨味が凝縮された濃厚なソースの味を見事に引き立てています。
■一度食べると思わず虜に!

実際に作ってみて気づいたポイントは、豚バラ肉は焼きすぎると硬くなってしまうので、全面にこんがり焼き色が付いた時点で取り出すこと。強火で焼くことで、お肉が硬くなる前に短時間で焼き色を付けることができますよ。

また、煮汁(ソース)の煮詰め具合は残った水分量や塩分量によって変わるそうなので、実際に味見をしながら調整するのもポイントです。1時間煮込んだ時点の煮汁は、豚肉と玉ねぎの旨みと甘みが感じられましたが、まだ少しあっさりとした味わいでした。さらに5分ほど煮詰めるとコクが出て濃厚になりましたが、ビールの苦味が少し強い印象でした。しかし、仕上げのはちみつとマスタードを加えると、まろやかな甘さと酸味で苦味が薄れ、味にぐっと一体感が生まれました。これはまさに志麻さんの計算し尽くされたレシピだと実感しました。

調理時間はかかりますが、煮込みながら付け合わせを作ったり、他の作業もできるので、手間はそこまでかからないと感じました。休日にゆっくりと美味しい料理を作りたい時にぴったりな一品です。一度食べると思わず虜になる美味しさなので、みなさんもぜひ一度試してみてくださいね。

