かすみを感じたときの対処と受診の目安
編集部
かすみ目を感じたとき、自分でできる対処法はありますか?
倉持先生
まずは目を休める、作業環境を見直す、意識的にまばたきを増やすといった基本的なケアで改善する場合があります。また、適切な照明や画面の明るさ調整も重要です。ただし、基本のケアでも改善しない場合は、自己判断せずに眼科での受診をおすすめします。
編集部
放置するリスクはありますか?
倉持先生
病気の進行や合併症のリスクが高まるほか、ほかの疾患を早期発見する機会を逃す可能性があります。かすみの原因が白内障であれば、進行に伴い視力低下が進むだけでなく、合併症のリスクが上がり、手術の難易度も高くなるなどさまざまな影響が出ます。白内障以外の疾患であっても早期発見の機会を逃してしまう恐れがあります。特に緑内障や網膜の病気は初期症状が乏しい場合も多いため、違和感を覚えた段階での確認が重要です。
編集部
最後に、メディカルドック読者へのメッセージをお願いします。
倉持先生
白内障は、加齢に伴い多くの人にみられる病気です。症状には個人差があり、ご本人が見えにくさに気づいていない場合もあります。白内障かどうか、どの程度進行しているかを確認するためにも、一度眼科で検査を受けてみるとよいでしょう。
また、白内障手術は一般的に行われている治療ですが、使用する機器や眼内レンズの種類、医師の経験などによって対応できる症例は異なります。いわゆる難症例で手術が難しいと判断される場合もありますが、医療機関によっては対応可能なケースもあります。手術が難しいといわれた場合でもすぐに諦めず、白内障手術の症例数が多い医療機関へ相談するのも選択肢の一つです。
編集部まとめ
目のかすみは加齢による変化だけでなく、さまざまな要因が関係しています。自己判断で放置せず、見え方の変化に気づいた段階で一度検査を受けましょう。原因を正しく把握することで、適切な対応につながります。

