20年間生活した東京をあとにして、故郷北海道で自然や犬との気ままなシンプルライフを楽しむアンヌさん。本連載では、40代の今だから感じる日々のあれこれを綴ります。
第95回となる今回は、(以下、アンヌさんの寄稿です)。
日ハムの本拠地・エスコンでのロケ中に、一人の男性が
「この人についていきたい」と自然とまわりに思わせる人ってどんな人でしょう。私はそのヒントを北広島のエスコンフィールドで見出したのでした。
仕事でもプライベートでも、北海道日本ハムファイターズの本拠地・エスコンフィールド北海道へ足を運ぶことが多い私。先日も、出演している「どさんこWEEKEND」のロケで、新しいグルメやアクティビティを紹介するため朝から滞在していました。
今回はあくまでも仕事ということで普段試合の日に観客が入場するゲートではなく、選手やスタッフが出入りする通用口を使わせていただいていました。
何度か駐車場と通用口を往復していたそのとき。向こうからキャリーケースを軽やかに引きながら、一人の男性が歩いてきたのです。
森本稀哲コーチとの遭遇に、猛パニック!
その姿を認めた途端、私は思わずかたまってしまいました。驚くほどの小顔、そしてかつて見たことないくらい、ぴしっと美しい姿勢。まるで一本の線のようにスッと立ち、歩いているだけなのに周囲の空気の色合いまで変わりそうな雰囲気。
そう森本稀哲コーチがこちらにむかって歩いていらっしゃるではありませんか。
本来は選手やコーチのみなさんのお手を煩わせたり、余計な注意をこちらにむけていただくことは絶対にぜったいになし!!! 特にこの日は移動日からのナイターという皆さんにとって過酷なスケジュールの日。だめだだめだ!!!
森本コーチの視界に入ってはならない! ファンとしてこれは透明人間になるべき! ととっさに隠れるか……いや、しかし目が合ってしまっている!!! と私は一人で猛パニック。
しっかり目が合っているのに、この状況ではご挨拶しないほうが失礼でしょう。とっさに私は90度のお辞儀。「お疲れさまです!!! いつも応援しております!! 取材でお邪魔しております!!!」と、絶叫。その姿はさながらひたむきな高校球児の様だったはず。
すると森本コーチは、朗らかに「お疲れさまです」と笑顔で返してくださり、軽やかにエスコンへと入って行かれたのでした。

