大人のプール熱の治療法と治療期間

大人のプール熱で病院を受診する目安を教えてください
次のような場合は早めに医療機関を受診しましょう。
39度前後の高熱が続く
喉の痛みが強くて水分も摂れない
ひどい頭痛や吐き気、激しいせき
これらの症状がある場合は要注意です。大人でも高熱や激しい咽頭痛で体力が奪われ脱水になることがありますから、早めに内科を受診してください。また、目の充血や痛み・目やにがひどく、目が開けづらいといった結膜炎の症状が強い場合は眼科の受診も検討しましょう。
大人のプール熱は症状によって診療科目が変わりますか?
はい、主な症状に応じて受診先を選ぶとよいでしょう。先述のとおり、高熱や喉の痛みなど全身症状・咽頭炎症状が中心であればまずは内科を受診するのが一般的です。内科では必要に応じて解熱剤や鎮痛剤などの対症療法を処方してもらえます。
一方、目の充血や目やになど結膜炎の症状が特に強い場合には、眼科で診察を受けるのがおすすめです。眼科ではアデノウイルス感染による結膜炎かどうかの検査や、炎症を抑える目薬の処方など専門的な治療を受けられます。
大人がプール熱になった際の治療法を教えてください
治療の基本は症状を和らげる対症療法となります。具体的には、解熱鎮痛剤で高熱や喉の痛みを和らげたり、水分補給のサポートをしたりします。喉が痛くて食事がとりにくいときは、喉ごしのよい消化しやすい食事を摂るようにし、十分な水分補給と睡眠・安静を心がけましょう。
ほとんどの場合はこうした自宅療養で自然に快方に向かいます。ただし、吐き気が強く食事や水分がとれない場合や、頭痛・せきがひどい場合には点滴などの処置が必要になることもあるので早めに受診してください。目の症状が強い場合は細菌の二次感染予防のため抗菌剤入りの点眼薬や、炎症を抑える点眼薬で治療することがあります。
大人のプール熱は何日で治りますか?
大人の場合、発熱などの急性期症状は約4~5日で改善に向かうことが多いとされています。多くの場合は発症から1週間前後で全身の調子がよくなってくるでしょう。ただし、症状が軽快してもしばらくウイルスの排出が続くことがあり、完全に治るまで1~2週間ほどかかる場合もあります。まれではありますが症状が長引いたり、体力の回復に時間がかかるケースもあります。大事なのは、症状がある間は無理をせず安静に過ごすことです。
特に発熱中や喉の痛みが強い間は出勤や外出を控え、身体を休めましょう。なお、学校保健安全法ではプール熱は登校停止の対象となっており、主要症状がなくなった後2日経過するまで登校・登園できない決まりです。大人の場合は法律上の出勤停止規定はありませんが、職場によって就業制限のルールを設けているところもあります。症状が治まってから少なくとも2日程度は自宅療養を続け、体力が回復してから復帰することが望ましいでしょう。周囲への感染拡大を防ぐためにも、症状が完全に落ち着くまでは無理に出勤せず、医師と相談のうえ休養期間を判断してください。
編集部まとめ

プール熱は大人も感染しうるアデノウイルス感染症です。特に小さなお子さんから家庭内でうつるケースが多いため、「子どもの病気だから自分は関係ない」と油断しないようにしましょう。症状自体は多くの場合数日~1週間程度で改善し、特効薬はないものの適切な休養と水分補給などで自然に治癒します。ただし、高熱が続くときや喉・目の症状が強いときは我慢せず早めに受診してください。流行期や家族内に患者さんがいる場合は、タオルの共有を避ける・こまめな手洗い・咳エチケットなど基本的な対策を心がけ、夏場のプール熱シーズンを乗り切りましょう。
参考文献
https://idsc.tmiph.metro.tokyo.lg.jp/diseases/pcf/
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/pcf.html
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