食物繊維の不足・過剰摂取による症状

食物繊維が不足すると現れる症状
食物繊維が不足すると便が硬くなりやすく、排便が滞りやすくなることがあります。水溶性食物繊維は便をやわらかくし、不溶性食物繊維は便のかさを増やす働きがあるため、どちらも不足すると便通が乱れやすくなります。また、食物繊維は腸内細菌のエサとなるため、摂取量が少ないと腸内環境が乱れやすく、体調に影響が出ることもあります。さらに、食物繊維の摂取量が不足すると食事全体の満足感が得にくくなる場合があり、結果として間食が増えるなど食生活のバランスが崩れる要因になることもあります。
食物繊維を過剰摂取すると現れる症状
食物繊維は一度に多く摂りすぎるとお腹が張りやすくなったり、ガスがたまりやすくなることがあります。とくに不溶性食物繊維は、急に摂取量を増やすと便が硬くなり、かえって排便がしにくくなることもあります。また、食物繊維の多い食品ばかりに偏ると、満足感が先に得られてしまい、たんぱく質やビタミンなど他の栄養素を含む食品が十分にとれなくなる可能性もあります。
食物繊維を効率的に摂取する方法
食物繊維を効率よく摂るには、特定の食品に偏らず、さまざまな食品を組み合わせることが大切です。バナナは不溶性食物繊維が多めの果物で、水溶性食物繊維を含む食品と一緒に食べるとバランスが整いやすくなります。野菜は加熱するとかさが減って量を摂りやすくなり、海藻やきのこ類を汁物に加える、主食に雑穀や大麦を加える、パンを全粒粉にする、サラダに豆類を足すなど、日々の食事に少し工夫を加えるだけで自然と摂取量を増やせます。
バナナはそのまま食べられる手軽さがあり、朝食や間食にも取り入れやすい食品です。野菜・果物・豆類・海藻・きのこ類・穀類を組み合わせることで、食物繊維をバランス良く取り入れやすくなります。
「バナナの食物繊維量」についてよくある質問

ここまでバナナについて紹介しました。ここでは「バナナの食物繊維量」についてよくある質問に、メディカルドック監修管理栄養士がお答えします。
バナナ1本の食物繊維量はどのくらいですか?
池田 早苗(管理栄養士)
バナナ1本(可食部約100g)には、約1.1gの食物繊維が含まれており、不溶性食物繊維が中心です。
バナナ1本には、約1.1gの食物繊維が含まれています。不溶性食物繊維が中心で、水溶性食物繊維は少なめです。一般的なバナナは皮付きで約150〜200g、そのうち可食部は約90〜120gほどです。中サイズ(約146g)のバナナなら、皮をむくと約100g前後になり、この可食部100gあたりの食物繊維総量は1.1g、その内訳は水溶性0.1g、不溶性1.0gになります。
バナナの食物繊維は他の果物に比べ多いですか?
池田 早苗(管理栄養士)
キウイやりんごより少なめですが、みかんよりは多く、不溶性食物繊維が中心な点が特徴です。
可食部100g当たり、バナナ/生に含まれる食物繊維総量は1.1g(水溶性0.1g、不溶性1.0g)です。一般的な果物と比較すると、キウイフルーツ(緑肉種/生)は2.6g(水溶性0.6g、不溶性2.0g)、りんご(皮なし/生)は1.4g(水溶性0.4g、不溶性1.0g)、うんしゅうみかん(じょうのう/普通)は1.0g(水溶性0.5g、不溶性0.5g)と、果物によって含有量には差が見られます。食物繊維総量で見るとバナナはキウイやりんごほど多くはないものの、みかんよりは多く、バナナは不溶性食物繊維が中心で、便のかさを増やす働きを持つ食物繊維が多い点が特徴です。

