薬局で「ちょうだい」シール欲しさに、処方箋がない健康な子供まで並ばせて──母親が招いた予想外の事態

薬局で「ちょうだい」シール欲しさに、処方箋がない健康な子供まで並ばせて──母親が招いた予想外の事態

「お薬頑張ってね」の気持ちで配っていたシール。それを目当てに子供を連れ回す母親が現れまして──。

「頑張って飲むね」を合言葉に

うちの薬局では、苦い薬や量の多い薬を頑張って飲みきった子供に、キャラクターのシールを配る取り組みをしています。小さな子にとっては薬を飲むのも一苦労。それでも「シールがもらえるなら」と、泣きながらでも頑張って飲みきる子がたくさんいます。

最初にこの取り組みで来店されたのは、体調を崩したお子さんを連れたMさん親子でした。「これ飲んだらシールもらえるよ、頑張ろうね」とお母さんに励まされ、「頑張って飲むね」と笑顔で薬を受け取るお子さんの姿に、こちらまで嬉しい気持ちになったのを覚えています。

「みんなシールもらってきな!」で豹変

ところが次に来店した際、Mさんは体調を崩したお子さんだけでなく、元気な兄弟3人まで店内に並ばせ、「みんなシールもらってきな!」と要求してきました。処方箋のない子にまでシールを渡すのは本来の趣旨から外れますし、体調を崩したお子さんの近くに健康な兄弟を並ばせることに感染のリスクも感じました。それでもその場では波風を立てられず、渋々シールを渡してしまいました。

さすがにこのままではまずいと思い、後日上司に相談。以降は「処方箋のあるお子さん限定」という方針に変更することになりました。

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