犬が人や物を独り占めしたいときにする行動

犬は社会性の高い動物ですが、人や物を独り占めしたいと感じることがあります。お気に入りであるほど、大切であるほど、独り占めしたい気持ちを強くぶつけてくることがあります。
独占欲であるとも言えますが、資源防衛とも呼ばれており、犬の本能による行動でもあると言えます。
犬にも独占欲はありますし、小さな行動によって表現する程度であれば、とくに問題視する必要はないかと思います。
しかし、独り占めしたい気持ちが強すぎると、行動がエスカレートしてしまうことがあるため、注意深く見守るようにしましょう。
1.飼い主と他人との間にグイグイと割り込む
犬が飼い主を独り占めしたいとき、飼い主と他人との間にグイグイと割り込むことがあります。
身近な出来事の中では、パパとママが仲良くソファーに座ってテレビを観ているとき、愛犬がパパとママと間にグイグイと体をねじ込ませるようにして割り込み、何事もないかのような顔をすることがあります。
パパまたはママに対する独占欲があるのでしょう。もしくは、「私も仲間に入れてよ!」と、割り込んでくるのかもしれません。
飼い主と他人との間にグイグイと割り込む行動をするのは、飼い主を独占したいからという気持ちだけでなく、他人に甘えたいという気持ちも含まれていることがあります。
2.おもちゃをケージやベッドに隠す
犬がおもちゃを独り占めしたいとき、ケージやベッドに隠すことがあります。
おもちゃで遊ぶときもケージやベッドに入って遊び、大量のおもちゃをケージやベッドに隠し持っていることがあります。
庭で暮らす犬が多かった時代では、犬小屋の中に大量のおもちゃを隠し持っていたり、土を掘っておもちゃを埋めたりしていたでしょう。
おもちゃを無理に取り上げられたり、他の犬に奪われたりした経験がある場合では、また奪われることを避けたくて、自分専用のスペースであるケージやベッドに隠したがることがあります。
3.他人や他犬を追い払おうとする

犬が飼い主を独り占めしたいとき、他人や他犬を追い払おうとすることがあります。
飼い主に他人や他犬が近づいたとき、スッと飼い主の前に出て、立ちふさがるような行動を取ることがあります。そのままジッと見つめることには、威嚇の気持ちも込められています。
立ちふさがり、歯を見せることで威嚇したり、唸ったり、吠えるなどし、追い払おうとすることもあります。
そんな犬を他人がからかったり、他犬が無理に近づこうとしたりすると、飛びかかることもありますし、咬みつくこともあるかもしれません。
4.近づく人や犬を威嚇する
ごはんやおやつを独り占めしたいとき、飼い主を威嚇したり、同居する犬を威嚇したりすることがあります。
手を出そうとすれば、もちろん威嚇するでしょうし、手に咬みつくことだってあります。
食べ物への独占欲や執着心が強い犬の場合では、ただ目の前を通る人や犬を威嚇したり、攻撃したりすることがあるため、食事中は近づかない、ケージの中で食事をさせるなど対処しましょう。
愛犬の人や物への執着心が強すぎる場合の対処法

物への執着心がある場合、無理に奪い取ろうとするのではなく、「放すといいことがあるよ」と教えてあげましょう。
対象がおもちゃである場合では、「ちょうだい」と声をかけ、放すことができたらご褒美のおやつを与えます。
対象がごはんやおやつである場合では、絶対に無理やり奪い取ったり、奪い取るフリをしてからかったりしてはいけません。執着心を強めてしまう恐れがあります。
対象が飼い主である場合では、独占欲や執着心が他人への攻撃性に繋がってしまう恐れがあります。「離れていても安心して大丈夫」という経験を増やしてあげましょう。
とくに、飼い主が1日のほとんどを家にいて一緒に過ごしている場合、愛犬が飼い主への独占欲や執着心を持ちやすいです。

