俳優の仲野太賀が主演を務めるNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」(総合ほか)の第30回が9日に放送され、乃木坂46の井上和が演じる茶々が初登場した。短い出番ながら、傷心の母・市(宮﨑あおい)に代わって毅然と振る舞い、羽柴筑前守秀吉(池松壮亮)にも臆することなく言い返す姿が大河ファンたちを魅了。強い意志を感じさせる茶々に「気品高そうな初登場良かった」「初陣、セリフまわしも上手かった」といった声が寄せられ、今後の秀吉との関係や、市、柴田勝家(山口馬木也)との関わりがどう描かれるのかにも注目が集まりそうだ。
「豊臣兄弟!」とは?
豊臣秀長(仲野)を主人公に、天下人となる兄・秀吉を補佐役として支えた弟の目線で戦国時代をダイナミックに描く大河。連続テレビ小説「おちょやん」や、「半沢直樹」「下町ロケット」「陸王」(以上、TBS)などのヒット作で知られる八津弘幸さんが脚本を担当する。
「まつとの共演ないかな」菅井友香との2ショットに期待の声
この日の放送で描かれたのは、織田信長(小栗旬)亡きあとの織田家の行く末を決める清須会議。秀吉をはじめ、勝家、丹羽長秀(池田鉄洋)、池田恒興(堀井新太)といった重臣たちが清須城に集まった。愛する兄・信長を失った市は、深い悲しみに沈み、ろくに食事もとらないまま奥の間に引きこもっていた。ひそかに市を思い続けてきた勝家は、越前で獲れた海の幸を献上して見舞った。すると市に代わって、娘の茶々が応対した。
勝家の心遣いに感謝しながらも「すみません柴田殿。母は今は誰も会おうとは…」と恐縮する茶々。市が「構わぬ。入ってもよいぞ、勝家」と声をかけても、勝家は信長を守れなかった自分には合わす顔がないと固辞した。額を畳に押し当て後悔の涙を流す勝家。市は「さびしいのう」とつぶやき、そんな2人のやりとりを、茶々は何も言わず静かに見守っていた。傷ついた母のそばで状況を受け止める姿からは、幼いながらも周囲をよく観察している一面がうかがえた。
ところが、勝家と入れ替わるように秀吉が現れると、茶々の態度は一変。「今度はサルか。何用じゃ」と、秀吉に対して露骨な敵意を見せた。秀吉から母譲りの美貌をほめられても、「父・浅井長政の面影もあるであろう」と返す茶々。市の許しを得て対面した秀吉が、勝家のもとに嫁いでほしいと切り出すと、「ふざけるでない! お前は母上を何だと思うておるのだ!」と猛反発した。さらに、勝家と市を結ばせることで家臣団の結束を強めようとする秀吉の意図を知ると、「許さぬ! お前ら男どもは、どれだけ母上を泣かせたら気が済むのじゃ!」と怒りをぶつけた。
この場面で注目したいのは、茶々が単に母を心配する娘として描かれているだけではなく、父・長政を市と政略結婚させた織田家への複雑な感情を抱えながら、母を守ろうとする強い意志が示されたこと。茶々の初登場は、短い出番だったが、今後の物語における彼女の立ち位置を印象づけた。
その存在感に視聴者が沸き、SNSには
「お、茶々役の井上和ちゃん! かわいい」
「歴代茶々の中でもビジュアルはトップ3に入りそう」
「気品高そうな和茶々様の初登場良かった」
「茶々なぎの初陣、セリフまわしも上手かったですね」
「素晴らしい大河デビュー」
「のっけから敵意むき出しね、茶々さま」
「成長著しい茶々」
といったコメントがズラリと並んだ
同作には、前田利家(大東駿介)の妻・まつ役で櫻坂46(旧欅坂46)の元メンバー・菅井友香が出演している。同じ坂道グループの“先輩”にあたる菅井との共演を期待する視聴者もおり、
「茶々、まつの共演ないかな」
という反応もあった。

