●農林課全体で電話対応「業務に支障」
しかし、駆除の方法がSNSで拡散すると、町役場に電話やメールが相次いだ。
町は次のようにうったえている。
「町役場に多数電話等によるご意見が寄せられており、なかには脅しや脅迫めいたもの、本件に直接関係のないものもあり、SNS上では職員の発言や個人名も出されており、業務に支障が生じております。さらに、今後の捕獲者の活動にも影響が出るおそれもあります」
担当者も取材に対して「当時は業務に支障が出てはいました」と振り返る。
電話などのピークは、町が文書を公表した7月24日の週で、こうした状況は1週間ほど続いたという。
「電話で誹謗中傷される方も少なからずある。農林課全体で電話対応になっていたので、何件というところは把握はしていない」(担当者)
●「殺処分するな」「溺死に問題」
町によると、寄せられた意見は、大きく2種類ある。
一つは、「動物を殺処分するな」という声。もう一つは、今回、溺死させた方法そのものを問題視する声だった。
電話をかけてきた人の多くは名乗らなかったため、町内からの電話がどの程度あり、町外や県外からどの程度寄せられたかは把握できていないという。
一方、町は今回の対応をそのまま続けるわけではない。
7月に県からクマの処理方法について指導・助言を受けた。これを受けて、町は既存のわなの改良・改修を順次進めているという。

