
人口約600人の長野県松本市大野川区の乗鞍高原は、移住希望者が増える一方で、家族で暮らせる住まいが不足。「住みたいのに住めない」という新たな地域課題が生まれている。
そのため、大野川区育成会のりくら暮らし支援プロジェクトが、地域の空き家を活用した中長期滞在住宅「乗鞍とまり木の家」を整備。その整備に向け、8月7日(金)よりふるさと納税型クラウドファンディングを開始した。
住みたいという想いがあっても、住まいがない

乗鞍高原は、北アルプス・乗鞍岳の麓に広がる観光地として知られている。

地域の子どもたちが自然の中で遊ぶ様子
人口約570人の大野川区では、住民同士が顔見知り。子どもたちは、地域の皆に見守られながら育っている。
乗鞍高原では、移住相談や現地見学会、松本デュアルスクール制度を実施。この取組をきっかけに、新たに定住した家族もいるそう。また、「ここで暮らしたい」という家族は年々増えているとのことだ。
しかし、地域には家族向けの賃貸住宅や中長期滞在住宅がほとんどない。住みたいという想いがあっても、住まいがない。それが今、地域が直面している課題だという。
定住へつながる“とまり木”に

「乗鞍とまり木の家」は、半年〜2年間暮らしながら、地域や仕事、人とのつながりを育み、安心して定住を考えられる中長期滞在住宅。短期のお試し住宅ではなく、地域と関わりながら暮らす、新しい受け入れの仕組みが想定されている。
「乗鞍とまり木の家」が目指すのは、住まいを提供することだけではない。地域で子どもが育ち、大人が地域の人とつながりながら、自分らしい暮らしを築いていくこと。移住や二地域居住を考える家族が、安心して地域との関係を育み、その先の定住へとつながる“とまり木”となることが狙いだ。
