着なくなった着物は捨てないで! 帯状にして1本ずつ編み込むと…… 驚きの完成品に「着物の生かし方が素敵」

着なくなった着物は捨てないで! 帯状にして1本ずつ編み込むと…… 驚きの完成品に「着物の生かし方が素敵」

 着なくなった紬(つむぎ)の着物を細長い帯状に加工し、交互に編み込んでいくと……。着物生地の織柄を生かした、頑丈なかごバッグを作る動画が、Instagramで注目を集めています。投稿は記事執筆時点で、20万1000回以上の再生、1000件以上の“いいね”を獲得しています。

紬の着物を帯状に加工

 動画を投稿したのは、Instagramユーザー「hana suzume 着物リメイク古布もの屋」(@hanasuzume_8787)さん。今回の材料となったのは、かわいらしい織柄が入った紬の着物です。

 制作にあたり、着物生地は細長い帯状の素材に加工されています。元が1枚の平らな布だったとは思えないほど、1本1本に厚みがあり、細長いベルトのような形です。

 投稿者さんは、この帯状の素材を縦と横に交差させながら編んでいきます。横向きの素材に対して、縦向きの素材を交互に上と下へ通すことで、着物の柄が細かな格子状に組み合わされていきました。

平面から立体的なかごの形へ

 最初に作られたのは、かごバッグの底に当たる部分です。底面ができたあとは、外側へ伸びている素材を立ち上げ、側面を制作します。それまで平面に広がっていた素材が上向きに折られると、次第に箱のような立体形状が現れました。

 そうして一段ずつ積み重ねるように編み進めることで、高さのあるかごへと変化。角の部分にははっきりとした折り目が付き、布製でありながら輪郭の整ったボックス型に仕上がっています。

 着物として使われていたときには連続して見えていた織柄も、細長く切り分けて編むことで印象が変化します。それぞれの素材に残った柄が縦横に交差し、規則的でありながら表情の異なる模様を生み出しています。

 動画後半では、投稿者さんが編み上がったかごの底や側面を指先で軽くたたきます。すると、柔らかな布をたたいたときとは異なる「コンコン」という硬質な音が鳴りました。完成したかごがどれほどしっかりしているのかが分かりますね。

 編み終えた本体に持ち手などを取り付けると、かごバッグが完成! 着物の織柄と立体的な編み目が調和し、和装にも普段の装いにも合わせやすそうなデザインです。素材の風合いを残しつつ、かごとして使える立体感を持たせた仕上がりに驚かされます。

 この作品を作った投稿者さんは、ブランド名「hana suzume」として「着物からかご」と題したシリーズを展開。現在は完成品の販売をおこなっているとのことです。

 また、投稿者さんによると、制作キットの販売や講座の開設も視野に入れて準備を進めているそうですが、ゼロからのスタートとなるため、実現までには時間がかかる見込みだといいます。

 今後の販売や活動に関する情報は、Instagramアカウント「hana suzume」(@hanasuzume_8787)をチェックしてみてください。

配信元: ねとらぼ

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