風、薫る【井上祐貴インタビュー】りんにプロポーズ3回した横沢記者は「少し暑苦しい」が作中随一の陽気キャラ「一風変わった風を吹かせられれば」

風、薫る【井上祐貴インタビュー】りんにプロポーズ3回した横沢記者は「少し暑苦しい」が作中随一の陽気キャラ「一風変わった風を吹かせられれば」

女優の見上愛が一ノ瀬りん、上坂樹里が大家直美という2人のヒロインを演じるNHK連続テレビ小説「風、薫る」の第20週(10~14日放送)で、俳優・井上祐貴が演じる横沢公輔が、りんをめぐる恋模様に一石を投じている。信州出身の横沢は、民権運動が盛んな新潟で地元紙・高越日報の記者として働くなか、高越女学校の舎監として単身赴任してきたりんと出会った。行列に割り込む大地主を咎める彼女の清廉さに魅了された横沢は、自分の信念に従い後先考えずに行動する性格も手伝い、何度りんに断られても諦めずにプロポーズを敢行。やがて、より多くの人に自分の記事を届けたいと東京の新聞社に転職してからも、りんへの情熱を抱き続けている。一方、直美らとともにりんを訪ねて新潟へやって来た「シマケン」こと作家志望の書評家・島田健次郎(佐野晶哉)とも面識があった横沢。長年りんへの恋心を温めてきたシマケンの気持ちには気づいていない体を装っていたが、第99回(8月13日放送)では、雨降る一ノ瀬家の前でシマケンと対峙。りんに対する互いの思いをぶつけ合った。

なかなか進展せず多くの視聴者をやきもきさせたりんとシマケンの関係を揺さぶる大きな役割を果たした横沢について、井上は「少し暑苦しいですよね」と苦笑いしつつも、「自分と一緒になれば幸せになれる」という思いをくじけずに訴える自信こそが魅力なのではないかと語っている。

朝ドラ「風、薫る」とは?

大関和と鈴木雅という実在した2人のトレインドナース(正規に訓練された看護師)をモチーフにした朝ドラ。激動の明治時代、まったく違う境遇に生まれ、それぞれ生きづらさを感じていた2人の女性が、未開の看護の道を切り開いていく姿を描く。「あなたのことはそれほど」「病室で念仏を唱えないでください」「くるり~誰が私と恋をした?~」などの連ドラで知られる吉澤智子さんが脚本を書く。主題歌「風と町」を歌うのは、Mrs. GREEN APPLE。

井上祐貴 Q&A

――ご自身の役柄についての印象は?

「横沢公輔役が僕に決まる前から、現場のスタッフさんの間ですごくユーモアがあるラテン気質のようなオープンな役柄で、いったい誰が演じるのだろうと話題になっていたという話を聞きました。僕も何度か役柄のご説明をいただいたとき、今までに演じたことのないキャラクターだったのでうれしかったですし、新しい自分を知れるのではないかと思うと演じるのがとても楽しみで、やりがいのある役をいただいたと思いました。

『風、薫る』を拝見していて、横沢のような陽気なキャラクターはいないように感じたので、いい意味で一風変わった風が吹かせられるような存在になればいいなと思いながら演じました」

――新潟や他の土地でのロケ撮影もありました

「“朝ドラ”は2回目の出演なのですが、前回の『虎に翼』は家のシーンが多く、ロケは今回が初めてだったのでうれしかったです。新潟ロケでの日本海に向かう道を歩くシーンは、監獄署から出てすぐのテンションが上がっている横沢という認識で演じました。また、東京から来たみんなに新潟の海を見せたくて誇らしい気持ちで紹介しているシーンでしたし、天気もロケーションもとてもよかったので楽しく演じることができました。

赤痢の避病院の近くで取材をしながら作業を手伝うシーンの撮影はとても暑い日でした。撮影をしていても大変なのに、当時、実際に医療に携わる方々はすべて人力で荷物を運び、暑くても顔を布で覆ってトイレなども自分たちで穴を掘って……と考えると本当に大変だったと思います。

『これは乗り越えられるのか?』と先の見えないような感情にもなる。赤痢の一連のシーンは、演じてみてとにかく大変さを強く感じました」

――りんへの強めのアプローチに関してはどのように思いますか?

「少し暑苦しいですよね。『そこまでいくかぁ』と思うことがありました(笑)。なにせ、横沢はよくも悪くも自分に自信があるものですから。自分と一緒になれば幸せになれると心の底から思っているし、口にも出しています。確か、りんへの求婚もこれまでで3回くらいしていますよね?

『結婚してください』という言葉をそんなに何回も言ったら『本気ではないだろう』とマイナスに思われてしまうのではと僕は考えるタイプなのですけれど、横沢はそう考えない。そここそが、彼の魅力の一つなのかなと思いますね。今まで知っている感情は捨て、横沢としてその瞬間に感じたままを演じるようにしました」

配信元: iza!

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