毎日のように友人から愚痴の電話がかかってきて、私はすっかり疲れ切っていました。話を断れば冷たい人だと思われそうで、無理をして聞き続けていたのです。しかし、自分の生活を守るため、少しずつ電話との向き合い方を変えることにしました。
長電話に疲れる日々
友人は夕方になると、よく私に電話をかけてきました。話の内容は、家族への不満や職場の人間関係についての愚痴がほとんどでした。
最初のうちは、「話を聞くだけで気持ちがラクになるなら」と思い、できるだけ親身になってあいづちを打っていました。しかし、電話は毎回1時間以上続くこともあり、同じ話を何度も聞かされる日もありました。
電話を切った後には、どっと疲れが押し寄せました。夕食の片付けや家事が残っていても何もする気になれず、楽しみにしていた読書もできないまま寝てしまうことが増えていったのです。
時間を区切ることに
それでも私は、なかなか電話を断れませんでした。「今は忙しい」と言ったら、友人を傷つけてしまうのではないか。「冷たい人だ」と思われるのではないかと、不安だったのです。
そんなある日、電話が鳴った瞬間に、また長い時間を取られるのかと思うと気が重くなりました。そこで思い切って、「今日は15分だけなら話を聞けるよ」と伝えてみました。
友人は少し不満そうに、「前はもっと聞いてくれたのに」と言いました。その言葉に罪悪感を覚えましたが、私は「最近、自分のことをする時間も必要だと感じているの」と正直に伝えました。

