賠償金が減額される“過失相殺”のケースとは
Q.後ろの人がテーブルいっぱいに荷物を置いていた場合など、双方に責任があると判断されるケースもありますか。
牧野さん「後ろの被害者がテーブルの許容範囲を超える危険な置き方をしていたり、テーブルいっぱいに荷物を置いていたりした場合、あるいは常識的な範囲でゆっくり丁寧に倒したにもかかわらず、後ろの人が不安定な状態で飲み物を置いていた場合など、損害を被った側にも損害発生に寄与した責任があると認められるケースがあります。その際は被害者の過失が考慮されて損害賠償額が『過失相殺』で被害者の過失の程度・割合に応じて一定割合の金額が減額される場合があります」
Q.新幹線だけでなく飛行機や高速バスでも同様のトラブルは起こり得ますが、利用者がトラブルを防ぐために意識したいポイントを教えてください。
牧野さん「他人とのトラブルを望んでいる人はいないでしょう。先述のように同様の法的トラブルを防ぐためには、周りの人へのちょっとした気配りが重要となります。お互いに『一言声を掛ける』『ゆっくり倒す』といった思いやりの気持ちを持つことが大切です」
