明るいうちからダブルも
7月19日は釣り仲間の仕立船に加えていただいた。
集合時間16時の船着き場はまだ酷暑の真っ最中、準備が済んだころには全身汗びっしょり。
まったりとした時間の経過がもどかしくも思える。
17時、待望の出船。浮島を過ぎて南に進路を取ると向かい風が汗を気化し、爽快感さえ覚えてくる。
40分ほど走って洲ノ崎沖の釣り場に到着した。
まだ周囲は明るく、とても夜釣りのムードではない。
船長から、「反応はあるから少しは釣れると思いますよ」と期待十分の投入合図が出る。
水深は170m前後。
この時間帯はまだムツが深場に広く滞留し、しばらくは拾い釣りとなるのがいつものパターンだ。
船長の言葉どおり、1投目から本命のアタリをとらえた方が2~3人、サバに捕まって四苦八苦している方が数人といきなり明暗を分けた。
うまく取り込んだ方には30cm級のムツ、中には一荷で掛けた方もいて期待が膨らむ。
しばらくは日中出船の、いわゆる中深場釣りパターンが続く。
ポツンとそびえ立つ富士山の向こうに夕日が沈むころ、船は20分ほど走って水深120m前後のポイントに移動する。
そして船上にライトが照らされると、本格的な夜釣りのスタートだ。
底中心だったタナも、「底から15mくらいまで反応が出てます」と一変する。
このころには心地よい夜風が吹き出し、多少の蒸し暑さを除けば快適な環境になっていた。
私もここから竿を出してみる。仕掛けは船宿の3本バリ、オモリはこれまでの150号から200号に変更されている。
仕掛けにハリ数の制限はないが、扱いやすいのが3本バリ、初心者なら2本バリでもいいだろう。
メンバーの中には5本バリもいるが、もちろん手慣れたこの釣りのベテランさん。
初心者がマネをすると逆効果になると言っておく。

▲食いが立ってくると多点掛けは当たり前
知っ得!指示ダナが広いときのタナ取りのコツ
ピークになるとタナはどんどん上ずってくるのが通例。
この日は底から15m上、過去には20mの指示もあった。
これだけ指示ダナが広いとどのあたりを狙うか迷ってしまうもの。
これも私見だが、まずは3~4mのタナからスタートし、釣れ具合によって7~8mまで探り上げていく。
その間、一番食いのよいタナ(食い芯)を狙い撃ちするのが私のパターンだ。
「10mでアタった、15mで食う」という声もよく聞くが、どうも上ダナほどサバに食われやすいように思え、上げきれないのが私の弱点でもある。
釣れているタナを聞くのがベストなのだろうが、自分で当たりダナを探すのもこの釣りの楽しいところなのである。

