俳優の織田裕二が主演を務める「踊る大捜査線」シリーズの最新作「踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!」が9月18日に公開される。これを前に、劇場版4作、SP版ドラマ1作、スピンオフ映画4作が15日からフジテレビ系で毎週土曜に放送される(8月29日のみ「ワイルド・スピード ICE BREAK」を放送、「容疑者 室井慎次」は10月1日木曜日に放送)。柳葉敏郎演じる室井慎次について説明する。
「踊る大捜査線」とは?
1997年1月クールに同局系で放送された連続ドラマから始まった刑事もの。派手なカーチェイスやガンアクションをメインとした従来の刑事ドラマとは一線を画し、警察組織をサラリーマン社会のようにリアルかつユーモラスに描いた。
東京・台場にある警視庁湾岸署を舞台に、本店(警察庁・警視庁)と支店(所轄)、キャリア(官僚)とノンキャリア(現場捜査員)の間にある格差や、事なかれ主義の上層部に振り回される現場の理不尽を描きながら、信念を持って事件に立ち向かう警察官たちの群像劇として人気を集めた。
連続ドラマ終了後もスペシャルドラマや映画、スピンオフ作品が制作され、四半世紀以上にわたってシリーズが続いている。
室井慎次(柳葉敏郎)とは?
シリーズの「もう一人の主人公」ともいえる存在で、国家公務員I種試験をパスした警察官僚。連ドラでは警視正として、警視庁刑事部捜査第一課の管理官を務め、青島俊作(織田)と出会う。東大出身者が主流の警察庁・警視庁において、東北大出身という学歴から学閥の壁にもさらされている。
序盤は、縦割り行政や組織の論理を重視する冷徹なキャリアとして登場。所轄の捜査員を見下すような態度も見せていたが、湾岸署管内で起きた殺人を通じて青島と接するなかで、現場の捜査員が抱える苦悩や、組織の壁に阻まれる実情を知る。忖度のない青島の言動にも触れ、次第に現場を重視する考えを持つようになる。
連続ドラマの最終回で青島と交わした「現場の刑事が正しいと思うことをやれるように、自分が上で偉くなって組織を変える」という約束は、その後の室井の行動を支える大きな原動力となる。
普段は無口で厳しい表情を崩さないが、内面には青島にも負けない情熱と正義感を秘めている。秋田県出身で、感情が高ぶると秋田弁が出ることもある。

