電車で、ベビーカーを押しながら「子連れだから席を譲って!」と強引にアピールする女性。でも、ベビーカーに乗っていたのは……? 知人から聞いたお話をご紹介します。
違和感を覚えたベビーカーの“中身”
電車に乗っていたときのことです。50代くらいの女性2人組が、「子ども連れは大変!」とベビーカーを押して電車に乗りこんできました。そして電車に乗り込むなり、「ベビーカーがあって大変だから、席を譲ってほしい」と周囲に猛アピール。私は女性に「どうぞ」と席を譲りました。女性はぶっきらぼうに私を一瞥すると、どかんと座ったのです。
しかし、チラっとベビーカーに目をやると、なんと子どもが乗っていないのです。ベビーカーの日よけを深く下ろして中を隠すようにしていて、中にはトイレットペーパーやスーパーの買い物袋がぎっしり! ベビーカーを完全な荷物置きとして使用しているのです。子どもを乗せていないのに、ベビーカーを使い子連れアピールをして、無理やり席を譲ってもらうなんて、常識外れすぎる……。
「赤ちゃんじゃない!」暴かれた事実
すると、近くにいた女の子が女性に言ったのです。「赤ちゃんは?」と。どうやらその女の子はベビーカーに赤ちゃんがいるものと思って笑顔で近づいたものの、荷物が乗っているだけなので驚いた様子でした。女性は無視を決め込み、向かいに座る連れの女性と大声で別の話を始めたのです。しかし女の子は不思議そうに言いました。
「ママ! このベビーカー、赤ちゃんじゃなくてトイレットペーパーが乗ってるよ!」
その瞬間、乗客たちの視線が一斉にベビーカーへと注がれたのです。「席を譲ってもらいたくてベビーカーを押していたの?」と周囲の冷ややかな視線。その雰囲気に耐えきれなくなった2人は、次の駅に止まった瞬間、慌てて電車を降りていきました。

