2026年5月に発売されたイラストコミック『メロとタビ』(飛鳥新社)では、まめこさんの2匹の飼い猫がモデルの「メロとタビ」が、人間の世界で買い食いをしたり、他の動物と交流したりする日常が描かれています。
発売直後にAmazon総合ランキング1位を獲得、8万部を突破する大ヒットとなっています。本書では、Instagramで反響のあったエピソードに加え、50ページ超におよぶ描きおろしも収録されています。
この記事では、前半に本書から『かえる日』を掲載。後半では読者からの反響や、まめこさん自身のルーツとなった作品、そして今後描いてみたいテーマについてまめきちまめこさんに聞きました。
※本記事は全3回のうちの3本目です
意外だった、1番人気のエピソード
――本書では50ページ超の書き下ろしだそうですが、いかがでしたか?まめきちまめこさん(以下、まめきち):大変だったけど、楽しかったです。SNSに載せる時は、1話完結でないと見てもらいにくいんです。
でも、書き下ろしでは前後でつながっていく話を描けたのがよかったです。描きたいものが描けたし、「一冊の本として通して読んだら、いい話じゃん」と感じられるものに、ちゃんとできたかなと思ってます。
――とくに、反響のあったエピソードはどれでしたか?
まめきち:SNSでは「かえる日」がすごく人気のあるエピソードで、サイン会でも好きだと言ってくれる方が多かったですね。
それから意外にも、「メロとタビとおさかなくん」の話がお気に入りだという人もたくさんいて。けっこう暗いお話なんですが、本になって最初から最後まで通して読むことで、好きになってくれた人が多かったのかなと思います。私自身、あの話が好きなので、とても嬉しかったです。
まめきちまめこのルーツとなった作品とは
――まめこさん自身が、影響を受けた作品や作家さんはいるのでしょうか。まめきち:影響を受けた作品はいっぱいあります。まず、ジブリとディズニーですね。ディズニーは、「ライオンキング」が1番好きで、とくに「準備をしておけ」っていう悪役のスカーの歌のシーンが好きです。
ジブリは、「となりのトトロ」が好きなんですけど、私が「こういう構図の絵を描きたい」と思って描き上げてから見ると「これ、ジブリの作品のあのシーンじゃん」って思うことがあったりします。
あと、ネットの影響もあります。『ねこぢるうどん』というパソコンゲームで、もともとは漫画なんですが、私はゲームだけやってました。猫が、豚を虐げてトンカツにしたりするんですが、このゲームばかり狂ったようにやってました。
ある人気イラストレーターの方が制作された3Dアニメも好きで、小学生の頃に動画サイトで何度も見ていました。ちょっと怖い内容で、昔からおどろおどろしい雰囲気に惹かれるんだと思います。
――絵本では、好きな作品はありましたか?
まめきち:『魔女図鑑 魔女になるための11のレッスン』(マルカム バード・著、岡部史・翻訳/金の星社)です。魔女に関する設定が細かくて、世界観が作り上げられているんです。魔女のゼリーの作り方とかも載ってて、子どもの頃はこの絵本をずっと読んでました。

