
兵庫県で高齢者福祉事業を展開する「あかね」は、すべての人にとって共通の楽しみである「食事」に着目し、どんな状態になっても食の歓びを感じてほしいという想いのもと、農園事業「あかね農園」に取り組んでいる。
この度、国内での栽培難易度が極めて高いいちじくの希少品種「ブラックダイヤモンド」の収穫開始に伴い、王道品種「ロイヤルガーネット(桝井ドーフィン)」と一度に味わえる旬の特別な食べ比べセットを、産地直送にて8月末頃より順次出荷する。現在予約を受付中だ。
なぜ介護事業者が「いちじく」を育てるのか
福祉の現場において「食べる」という行為は、単なる栄養補給ではない。特に終末期(ターミナルケア)を迎えた利用者にとって、食事は人生の最期まで残る大きな楽しみであり、生きる喜びそのものだ。


しかし、加齢や病気により咀嚼・嚥下機能が低下すると食べられる食材は限られていく。「どんなに体が弱っても、人生の最期に『最高に美味しい一口』を味わってほしい」「地域の恵みを活かした地産地消で、真に安心・安全で身体にいいものを提供したい」という想いから、あかね農園では、農薬に頼らない栽培にこだわっている。
多くの手間と時間を必要とし、決して効率の良い方法ではないが、小さな子どもから高齢者まで多くの人が口にするものだからこそ、安心して皮ごと味わってほしいという一心で一つひとつ丁寧に育てている。
さらに、兵庫県が定める厳しい基準を満たした「ひょうご安心ブランド」の認定も取得し、美味しさにも妥協はない。果実は木の上でぎりぎりまで完熟させ、最も甘みと香りが高まったタイミングで収穫。その日のうちに産地から発送することで、市場流通ではなかなか味わえない、とろけるような食感と芳醇な香りを届けている。
最高糖度25%超の幻の黒いちじく

ブラックダイヤモンド(品種名:ビオレソリエス)
「ブラックダイヤモンド(品種名:ビオレソリエス)」は、フランス原産の希少な黒いちじく。栽培が非常に難しく、日本国内での流通量はいちじく全体のわずか1%未満(※)といわれている。
特徴は3つ。1つ目は、最高糖度25%超の圧倒的な甘みとコク。一般的な果物と比べても際立って高い糖度と、とろけるようなねっとりとした果肉が特徴だ。
2つ目は、樹上完熟へのこだわり。いちじくは収穫後に追熟しない果物のため、あかね農園では木の上でギリギリまで熟させた一番美味しい瞬間を見極めて早朝に収穫し、その日のうちに発送する。
3つ目は、農薬に頼らない栽培で「皮ごと」食べられる点。栄養が一番詰まっている皮まで安心して味わえるよう、栽培期間中の農薬散布を行っていない。
