「放射線治療」の”3つのメリット”はご存じですか?医師が解説!

「放射線治療」の”3つのメリット”はご存じですか?医師が解説!

放射線治療にはどのようなメリットがあるのか、体への負担や臓器温存の観点から医師が解説します。

※この記事はメディカルドックにて『「放射線治療の効果が出るまで」どのくらいかかるかご存じですか?メリットも解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

佐上 徹

監修医師:
佐上 徹(新宿クレアクリニック)

・横浜市立大学医学部卒業 ・東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻修了 ・専門は放射線診断学 産業医学 臨床疫学 ・大学病院等で放射線診断医として研鑽を積む。放射線診断専門医・指導医を取得した後、大学院へ進学。 ・2016年国立がん研究センターがん対策情報センター全国がん登録分析室で疫学研究に従事。 ・2017年大手サービス業の専属産業医に従事(6年)。 ・2023年合同会社さがみ産業医事務所を設立。 ・2024年新宿クレアクリニック院長を兼ねる。

がんの3大治療法の1つ”放射線治療”

放射線治療は、がんの3大治療法の1つであり、100年以上の歴史を持つ治療法です。高エネルギーの放射線を用いてがん細胞を死滅に導き、がんの進行を抑える効果が期待できます。外科手術や化学療法と組み合わせることで、治療効果をさらに高められます。
放射線治療は照射範囲を集中させることで、がん細胞を狙い撃ちしつつ、周囲の健康な組織への影響をできるだけ抑えることが特徴です。

放射線治療のメリット

放射線治療にはどのようなメリットがあるのでしょうか?

体への負担が少ない

放射線治療の大きなメリットの一つは、体への負担が少ない点です。手術と比較して、放射線治療は身体に大きな傷をつけることなく、がん細胞を狙い撃ちできます。また、治療中に全身麻酔を必要としないため、患者さんの身体的ストレスが軽減されます。
さらに、治療後の回復も早く、日常生活への影響が少ないことが多いようです。これらの点から、体力が低下している患者さんや、高齢者にとってもおすすめの治療法とされています。

臓器の機能と形態を温存できる

放射線治療のメリットの一つは、臓器の機能と形態を温存できることです。外科手術とは異なり、放射線治療は腫瘍のみをターゲットにして攻撃するため、周囲の健康な組織や臓器に対するダメージをできるだけ抑えられます。その結果、臓器の正常な機能を維持しながら、形態も保てます。
なかでも、重要な臓器や器官が腫瘍の近くにある場合、このメリットは大きく、治療後の生活の質を高める要因となります。

働きながら治療を受けられる

放射線治療のメリットの一つは、治療を受けながら仕事を続けられることです。放射線治療は、週に数回、短時間のセッションで行われるため、患者さんは治療後に職場に戻れます。
また、副作用が少ないため、日常生活に大きな影響を与えにくい点も特徴です。その結果、治療期間中でも経済的な負担を軽減しつつ、生活のリズムを保てます。

配信元: Medical DOC

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