学校からのお知らせがスマホに届くのが当たり前になった今、昔のやり方に驚くことがありますよね。特に「連絡網」は、今では考えられない仕組みでした。今回は、連絡網での“まさかの伝言ミス”を通して、当時は気づかなかった親の気苦労に思いを巡らせたエピソードをご紹介します。
新学期に配られる、ある一枚の紙
私が小学生だった頃、学校には「連絡網」がありました。
台風による休校や持ち物の変更などがあると、先生が何軒かの家に電話をかけ、それぞれの家が次の家へと順番に伝えていく仕組みです。
そのため、新学期になるとクラス全員の名前と電話番号が載った一覧表が配られていました。今では個人情報保護の観点から考えられませんが、当時はそれが当たり前でした。
我が家も、決められた順番に従って次の家へ、お知らせをつないでいました。
母が四苦八苦した電話
ある日、学校からの連絡が回ってきたときのことです。我が家の次のご家庭は、親が中国出身でした。
日本語を話せるものの、片言だったため、母はいつも以上にゆっくり話したり、言葉を言い換えたりしながら要件を伝えていました。
なんとか伝え終えたものの、母は「ちゃんと理解できたかな」と気になっている様子。しばらくしてから、念のためさらに次の家へ電話をかけて確認してみることにしました。
すると、内容が違う形で伝わっていたことが分かったのです。
慌てた母は事情を説明し、その家から改めて正しい情報を伝えてもらうことになりました。

