『ラストノート』で視聴者を沼らせた告白シーン
寺西さんが初のGP帯・連ドラ主演を務めている『ラストノート』は、彼が演じる30歳の澄晴と、内田さん演じる49歳の葵による「大人の純愛ドラマ」。放送開始までストーリーの詳細が明かされていなかった本作は、初回からいきなり視聴者をザワつかせる展開でスタートして物議を醸しました。なんと澄晴は年上女性をターゲットにしたロマンス詐欺まがいの仕事をしており、葵の親友に安物の絵画を高額で売り付けていたのです。
そんな彼も葵と出会って変わっていき、悪徳会社から足を洗い、騙し取ったお金を返すためにバイトを掛け持ちしながら汗水たらして必死に働くようになります。
そして第5話で描かれた澄晴からの告白シーン。
手を汚しながら生きてきた澄晴は、自分と葵では釣り合わないと感じており、彼女をこれ以上好きになってはいけないと心にストッパーをかけていた様子。けれど葵への溢れる想いが止められなくなります。
「ダメなのに、俺なんか。俺みたいな人間がこんなこと……。好きです、葵さんのことが。好きで、もうどうしようもなく好きなんです」
寺西さんはその演技力で多くの視聴者の涙腺を刺激し、沼らせたのです。
下積み16年だからこそのリアリティ
16年という下積み期間を経て30歳の遅咲きデビューとなった彼だからこそ、不遇な人生を歩んできた澄晴にリアリティを吹き込めているのかもしれません。『ラストノート』の物語はクライマックスに向かいつつあります。苦労人・寺西拓人の初主演作がどのようなフィナーレを迎えるか、刮目しましょう。
<文/堺屋大地>
【堺屋大地】
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。『日刊SPA!』(扶桑社)で恋愛コラム連載、『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載、『コクハク』(日刊現代)で芸能コラム連載。そのほか『文春オンライン』(文藝春秋)、『現代ビジネス』(講談社)、『集英社オンライン』(集英社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)などにコラム寄稿。LINE公式のチャット相談サービスにて、計1万件以上の恋愛相談を受けている。公式SNS(X)は @SakaiyaDaichi

