カギは「深部体温」「水分保持」「免疫バランス」の3つ
では、どうすれば雨季化熱中症を防ぐことができるのでしょうか。熱中症に詳しい医師の見解によれば、とくに意識したいのが「深部体温」「水分保持」「免疫バランス」の3つなんだそうです。
●深部体温を下げる
深部体温とは脳や心臓など体の内部の温度を指します。暑い環境で体から熱を逃がせなくなると、深部体温が上昇して熱中症につながります。
●水分保持を意識する
水分を補給することはもちろん、その取り入れた水分を体内にできるだけ長く留めることも重要です。水分を体内に留めるという点で、身近な食品の1つとして挙げられるのが乳たんぱく質を含むヨーグルトです。
ヨーグルトには水分の他、乳たんぱく質や糖質、ミネラルなどが含まれています。乳たんぱく質を含む飲料については、運動後の脱水時の水分保持を高めたという研究も報告されています。
●免疫バランスを重視する
免疫バランスとは、体内の炎症反応と炎症を抑える免疫機能のバランスのこと。免疫バランスが崩れると体内の炎症が広がりやすくなって熱中症の重症化につながります。これを保つには、食事内容を意識したり生活習慣を整えたりするなど日頃からの心がけが大切です。
ヨーグルトソースを使ったかき氷が暑さ対策になる!
暑い場所で活動する前に、あらかじめ体を冷やす「プレクーリング」も暑さ対策の1つです。その方法として、キンキンに冷えた氷を削ってヨーグルトを用いたソースをかけた「ヨーグルトかき氷」を取り入れる方法があります。
暑さ対策日本一として知られる埼玉県熊谷市では、ご当地かき氷の「雪くま」にヨーグルトを取り入れる取り組みを実施中。2026年は市内14店舗でヨーグルトを使った雪くまが提供されています。この夏、ぜひ足を運んで暑さ対策を兼ねて楽しんでみてはいかがでしょうか。
まだまだ残暑が続きそうです。2026年は基本的な熱中症対策に加えて湿度に注意し、水分保持の意識をもって乗り切ってくださいね。
※暑さ指数:Wet Bulb Globe Temperatureは、熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標です。暑さ指数(WBGT)は人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい(1)湿度(2)日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境(3)気温の3つを取り入れています。
