フォークシンガーの松山千春(70)が、8月23日放送のラジオ番組「松山千春 ON THE RADIO」(FM NACK5など、日曜後9・0)に生出演。今年デビュー50周年を迎え、10月からは全国ツアー「松山千春コンサート・ツアー2026」秋冬公演を控える松山が、自身をデビューへと導き、1977年に急逝したSTVラジオのディレクター・竹田健二さんへの思いや教えについて語った。
「生でどれだけ歌えるかが勝負だぞ」
8月8日には札幌のSTVホールでファンクラブ限定の記念イベントを開催し、50年前と同じ「君のために作った歌」で幕を開けるなど、弾き語りで“原点回帰”を果たした松山。1977年1月25日のメジャーデビューからわずか7カ月後、36歳の若さで急死した竹田さんの命日(8月27日)を前に、松山は「松山千春はSTVディレクターだった竹田健二さんに何から何までスケジュールを組んでもらっていました。しかし8月27日、亡くなられてしまいまして、その後からもコンサートを続けてきました」と、深く噛みしめるように語った。
生前、竹田さんからは熱い言葉をかけられていたといい、「とにかく竹田さんは『お前、生でどれだけ歌えるかが勝負だぞ。な。ちゃんとギター弾いて、な。一人で歌って。頑張るんだぞ。まあそのうち、俺もあちこち聞きに行ったりするからな』と言ってくれてたんですけど」と当時のやり取りを慈しむように振り返りつつ、「残念なことになってしまいました」としんみりと声を落とした。
「竹田さん、50周年なんか迎えてますよ」
今年で没後49年を迎える恩師に向け、松山は「竹田さん、50周年なんか迎えてますよ。俺も今日まで歌ってられるかどうか、考えたこともなかったですけど、竹田さんも信じられないでしょ」と語りかけるように吐露。「ラジオを聞いてくれたり、コンサートに足を運んでくれたり、千春、千春って声をかけてくれた多くの皆さんに支えられて、50周年なんか迎えることになりました」と、ファンへの感謝を口にした。
10月8日のクアーズテック秦野カルチャーホール公演を皮切りに始まる秋冬ツアーを見据え、「ちゃんと竹田さんに言われたこと、いろんなことを千春は守ってますから」と意気込んだ松山。続けて、竹田さんから授かったアドバイスを告白。「『コンサートの前の日に女と寝ちゃいかんぞ。女は声を吸い取る。コンサートの前の日は女と寝たりしちゃいかん』。絶対そんなことしてませんから。まだ声もしっかり出てますから」と明かした。
最後に「これからも見守ってくれればありがたいなと、つくづく思います」と、改めて自分を世に送り出してくれた竹田さんへ感謝の言葉を送り、自身の原点であるデビュー曲「旅立ち」を選曲した。
松山は1955年12月16日生まれ、北海道足寄町出身。足寄高を卒業後、1977年にフォークシンガーとしてデビュー。現在は全国ツアーの開催やラジオパーソナリティなどを担当し、音楽・メディアの第一線で活躍中。趣味はゴルフ、プロ野球観戦。

