「CT検査」で発見できる”4つの病気”はご存じですか?医師が解説!

「CT検査」で発見できる”4つの病気”はご存じですか?医師が解説!

CT検査で発見できるくも膜下出血や慢性硬膜下血腫、肺がんなど主な病気・疾患の特徴と症状を解説します。

※この記事はメディカルドックにて『「CT検査」は部位によって「費用」が異なる?発見できる病気なども医師が徹底解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

木村 香菜

監修医師:
木村 香菜(医師)

名古屋大学医学部卒業。初期臨床研修修了後、大学病院や、がんセンターなどで放射線科一般・治療分野で勤務。その後、行政機関で、感染症対策等主査としても勤務。その際には、新型コロナウイルス感染症にも対応。現在は、主に健診クリニックで、人間ドックや健康診断の診察や説明、生活習慣指導を担当している。また放射線治療医として、がん治療にも携わっている。放射線治療専門医、日本医師会認定産業医。

CT検査とは?

CT検査は、Computer Tomography、コンピューター断層撮影検査のことです。X線を体の周囲から当てることで、体の輪切りの断面の画像を作成することができます。今回の記事では、CT検査ではどれくらいの費用がかかるのかについて解説します。

「CT検査」で発見できる病気・疾患

ここではメディカルドック監修医が、「CT検査」に関する病気を紹介します。
どのような病気や症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。

くも膜下出血

くも膜下出血は、脳の表面にあるくも膜下腔に突然出血が起こる病気です。多くの場合、脳動脈瘤(のうどうみゃくりゅう)の破裂が原因となります。強い頭痛や意識障害を引き起こし、生命に関わることもあります。
急性期の診断にはCT検査が有効で、出血があれば高吸収域(白く映る部分)が確認されます。治療には、脳血管内治療(コイル塞栓術)や開頭手術(クリッピング術)が行われます。突然、経験したことのない激しい頭痛が出た場合はすぐに受診が必要です。意識障害や嘔吐を伴う場合は、救急車を呼びましょう。脳神経内科が治療にあたります。

慢性硬膜下血腫(まんせいこうまくかけっしゅ)

慢性硬膜下血腫は、頭部外傷などが原因で脳を包む硬膜の下にゆっくりと血液がたまる病気です。軽い頭の打撲後、数週間から数ヶ月かけて徐々に症状が現れることが特徴です。高齢者や血をサラサラにする薬(抗凝固薬)を服用している人に多く見られます。症状としては、頭痛、認知症のような物忘れ、手足のしびれや麻痺、ふらつきなどが現れます。
CT検査では、硬膜下にたまった血液が低吸収域(黒っぽく映る部分)として確認されます。治療は、血腫の大きさや症状によりますが、進行している場合は、頭蓋骨に小さな穴を開けて血液を排出する手術(穿頭血腫除去術)が行われます。軽症の場合は経過観察となることもあります。頭をぶつけた後、数週間〜数ヶ月経ってから頭痛や物忘れ、手足のしびれが出た場合は早めに脳神経内科を受診しましょう。

肺がん

肺がんは、肺の細胞が異常増殖してできる悪性腫瘍です。喫煙、受動喫煙、大気汚染などが主な原因とされます。初期には無症状のことが多いですが、進行すると咳や血痰、息切れが現れます。CT検査では、肺の腫瘍の有無や大きさ、転移の有無を詳しく調べることができます。治療法は手術、放射線治療、化学療法(抗がん剤)など、がんの進行度に応じて選択されます。
長引く咳や血痰、息苦しさがある場合は早めの受診が必要です。特に喫煙歴のある人は定期的な肺の検査を受けましょう。呼吸器内科を受診しましょう。

急性虫垂炎

虫垂炎は、盲腸の先にある「虫垂」に炎症が起こる病気です。腸内の細菌感染や虫垂の閉塞が原因となり、急激な腹痛、発熱、吐き気などの症状が現れます。CT検査では、虫垂の腫れや炎症の有無を確認できます。治療法としては、軽症であれば抗生剤で炎症を抑えることがありますが、重症の場合や穿孔(破裂)のリスクがある場合は手術で虫垂を切除するのが一般的です。右下腹部の痛みが続く場合や、発熱・吐き気を伴う場合は早めに受診しましょう。
消化器外科または外科が適切です。

配信元: Medical DOC

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