新潟県新潟市の砂丘湖「佐潟」。外来種などの影響で損なわれたかつての風景を取り戻そうと取り組む、有志の活動がX(Twitter)で話題です。投稿は記事執筆時点で約200万回表示され、3万6000件以上の“いいね”を獲得しています。
かつてはハスでいっぱいだった「佐潟」
投稿したのは、佐潟の環境回復に取り組んでいる「ともにーね(@tomoniine)」さん。かつては湖面全体を覆うほどに茂っていたハスが、数年で完全に消失してしまった現実に衝撃を受け、活動に参加しているそうです。
佐潟はラムサール条約(※)に登録されている重要な湿地で、環境の保全と再生を目指した活動が行われています。その環境を脅かす一因が、条件付特定外来生物のアカミミガメ。これらが繁殖して水生植物を食い荒らした「食害」が、2018年にハスが消失した主要因とみられています(参考:新潟日報)。
※重要な湿地を守りながら、その恵みを持続的に利用していくことを目的とした国際条約。正式には「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」
脅威のアカミミガメを地道に防除
ハスがなくなった湖面は濁った緑色。植物の減少には、在来種の昆虫や魚が産卵の場を失い、それをえさとする水鳥などもいなくなるといった弊害もあります。
ともにーねさんはカメの命を奪うことに心を痛めながらも、生物多様性を守るべく活動に参加。ここ3年間で約4000匹のアカミミガメを防除したといいます。
※命をむげにしないようにと、アカミミガメは安楽死ののち堆肥として土に返されたことが報じられている(参考:新潟日報)

