親子で楽しめる!ステキな絵本と出会う

親子で楽しめる!ステキな絵本と出会う

「おかあさんのまほうのおうかん」

泣き虫の男の子が、ママから5歳の誕生日に『魔法の王冠』をもらいます。目には見えないし、触ることもできないこの王冠、同じく子どもの頃に泣き虫だったママが、つけたら涙が止まったというものなのですが……。「お母さんの優しさと、親子の絆を感じるストーリーです。この男の子が、もともと強い子だったわけではないからこそ、このお話の展開にぐっと来ます。お子さんの卒園の時期にもおすすめの絵本です」(荒木さん)。

おかあさんのまほうのおうかん

「おっぱいのはなし」

「私もおっぱい飲んでいたんでしょう?」と、お母さんに尋ねる女の子とお母さんの対話からはじまるこの絵本。お母さんが女の子におっぱいをあげていた時にはどういう気持ちだったか。また、おっぱいがどうしてつくられているかなどを、助産師の土屋麻由美さんがわかりやすく解説しています。「おっぱいは親子の繋がりでもあるというテーマを元に、お母さんの気持ちがよく描かれた絵本です。卒乳して少し時間が経ったお子さんと読んでみてはいかがでしょうか」(荒木さん)。

(文・佐藤 舞)

おっぱいのはなし