考えてみよう!なぜ片付けが必要?

考えてみよう!なぜ片付けが必要?

そもそも、なぜ片付けが必要なのでしょうか? そんな疑問を2児の母であり、ライフオーガナイザーの鈴木尚子さんに教えていただきました。

「片付けなさい!」と、日に何度も言っていると感じるママは少なくないはず! 「片付けなさい」の言葉は、子どもに通じているでしょうか?

片付けるという言葉には、「物を決まった場所に戻す」という意味が含まれていますが、子どもの持ち物には、一つひとつに戻すべき住所が設定されているでしょうか?

男の子の部屋1「子どもとお片付け」
男の子の部屋2「子どもとお片付け」

もし、決まっているとしても、それをお子さんが理解しているでしょうか? 何を、どこに、どのように戻すのか。子どもには理解できておらず、ママの独り善がりで終わってしまっているかもしれません。もしかしたら、そもそもお子さんの管理能力を超えたおもちゃを与えてしまっているかもしれません。

家で片付けられない子どもも、幼稚園や保育園では片付けられるというケースがほとんど。この理由を探ってみると、3つの重要なポイントが浮かび上がってきます。

1、子どもが片付けられる量であること

ママが片付けを手伝っても、毎回10分近くかかるのであれば、子どもの管理能力を超えた物量であることが疑われます。

2、片付ける場所が決まっていること

だいたいこの辺り…ではなく、具体的に「赤い箱の中に」、「引き出しの3番目に」など、口頭説明できる住所になっていますか? 片付けなさいではなく、「これを○○に戻しておいで〜」と言われれば、もしかしたらお子さんはすぐに行動できるかもしれませんね。

プロフィール

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鈴木尚子

SMARTSTORAGE!代表

苦手だった片付けを克服し、整理収納の実作業を積む。同時に、アパレルでの経験とセンスを活かし、パーソナルスタイリングを始める。ライフオーガナイズの概念を軸とし、収納とファッションを融合させたクローゼットオーガナイズー講師としても活躍。また、自身の育児経験を活かした母の為のオーガナイズにも定評がある。半年先まで予約が取れないオーガナイザーとして、女性誌でも活躍。ブログでは、1日8,000アクセス(ユーザー数)。書籍に「もっと心地いい暮らし」「ママと子どもの心地いい収納」がある。