3、子どもにとって片付けの方法が難しくないこと
子ども目線になってみると、背が届かない、引き出しが重い、しまうまでのアクションが多いなどの、できない理由があります。また、ママのすすめる方法がお子さんには難しすぎる場合も。
自宅でもこの3つが満たされていれば、きっとお子さんは片付けられるはず。そんな片付けられる環境を作るのはママの仕事なのです。


「はあ〜面倒くさい…」
「そもそも自分が片付けられないのに、そんなことできない」
なんて思われる気持ちもわかります。
これを書いている私自身、実は小さい頃から片付けが苦手で、大人になってこの片付けベタを克服し、同じように片付けられなかった息子は、今は片付けが得意になっています。
そんな私や、元片付けられない人に大抵の場合、共通しているダメポイントがありました。忘れ物が多い、遅刻が多い、やるべきことを忘れてしまう、提出期限が守れない…など。そして、片付けができるようになっていくにつれ、このダメ症状が消えていった…と、聞いたらどう思われるでしょうか?
実は、片付けというのは、生きるために必要な力の基礎を育成するのです。自分にとって大切な物を選ぶ行為によって、今大切にすることに優先順位をつけられるようになります。どのように収めたら、戻しやすく取り出しやすいかを考えることは、考える力や工夫する力を育みます。
そして、最も大切なのは、自分で決めたことを守る力を養うことです。定量を守る、使ったらしまう、片付けの時間を守るなど、自分や家族が気持ちよく暮らすためのルールを自ら守ることは、時間を守ることや、規律を守ること、自分との約束を守る力となるのです。
このように、人としての基本の力を小さな頃から身につける練習になるのが、お片付けなのです。
片付けをさせることが目的なのではなく、お子さんが自分で自分のことができるようになるために、片付けがその土台作りになることを知り、親子で片付けの練習を始めてみましょう!