収め方の工夫と片付け後に必要なこと

収め方の工夫と片付け後に必要なこと

「片付けは一度で終わるのではなく、きれいを継続するための工夫です」と、ライフオーガナイザーの鈴木尚子さん。収納のポイントとはどのようなものなのでしょうか。

片付けの70%は自分の生活に必要な物や、生活を豊かにしてくれる物を選ぶこと。残りの30%は収めることです。収めるというのは、端に寄せて積み上げることでもなく、見えない場所に隠すことでもなく、引き出しに押し込むことでもありません。大切なのは、「自分がやりたい!」と思った時にすぐにできるように、出し入れが簡単にできるようにしまっていること。

勉強しようと思ったけど鉛筆がない。遊ぼうと思ったら目当てのおもちゃが行方不明…、これは大人にもよくあることだと思います。雑誌をゆっくり読みたいのに、ダイニングテーブルに積まれた物の山。これではゆっくりとお茶を飲みながら雑誌を見る行為に罪悪感を覚えそう。趣味の手芸をやろうとしたら、ソーイングセットが見つからない…、それを探すことでタイムオーバー! なんてことはないでしょうか?

収めるポイントは3つ!

1、出し入れのアクションが少ないこと
2、物と器の容量があっていること、出し入れがスムーズなこと
3、アイテムごと、やることごと、使いやすく物の仲間同士になっていること

1、出し入れのアクションが少ない

出し入れのアクションとは、使っている場所からそこまで行く歩数、扉を開ける、引き出しを開ける、ふたを開けるなどの行為。こういったアクション数が多くては、片付ける時に面倒だと感じてしまいます。引き出しが重いなど、子どもにとっての負担がある場合も片付けできない理由の1つです。

収め方と工夫「子どもとお片付け」

2、物と器の容量があっていること、出し入れがスムーズなこと

はみ出している、上手に入らずしまらない、引っ掛かる。明らかに物が溢れている状態は、適当なしまい方にせざるを得ません。下にある物が取り出せないなどということなく、出し入れがスムーズであるように、物と収納グッズのバランスを考えてあげましょう。

アイテムごとにお片付け

プロフィール

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鈴木尚子

SMARTSTORAGE!代表

苦手だった片付けを克服し、整理収納の実作業を積む。同時に、アパレルでの経験とセンスを活かし、パーソナルスタイリングを始める。ライフオーガナイズの概念を軸とし、収納とファッションを融合させたクローゼットオーガナイズー講師としても活躍。また、自身の育児経験を活かした母の為のオーガナイズにも定評がある。半年先まで予約が取れないオーガナイザーとして、女性誌でも活躍。ブログでは、1日8,000アクセス(ユーザー数)。書籍に「もっと心地いい暮らし」「ママと子どもの心地いい収納」がある。