我が子のお金にまつわるお悩み相談Q&A

我が子のお金にまつわるお悩み相談Q&A

“お金のこと”は、学校でも習わないうえに、世間でもちょっとタブーなことになりがち。そんなとき、我が子がストレートなお金の質問をぶつけてきて“ドキッ”とさせられたことなんてありませんか?お金のことはなかなか周りにも相談できないため、対応に悩むママも多いそう。そこで、“我が子とお金”にまつわるママのお悩みで多かった質問に、お金教育専門家として数々の著書の執筆や講演活動されているファイナンシャル・プランナーの竹谷希美子さんに答えていただきました。

Q1.“○○ちゃんはなんでも買ってもらえていいなぁ~”と、親友の子を羨ましがって困っています。どうしたらいいですか?

我が子からこんなことを言われるとちょっと切ないですね。この子の気持ちもとてもわかりますが、経済状況や家計管理の考え方というのは家庭ごとに違うものです。きちんとお子さんに“ウチと○○ちゃんの家は違うのよ”と我が家の方針を説明してあげてください。“じゃあ、○○ちゃんの家の子になればいいでしょ!”なんて、絶対に言わないでくださいね。とにかく親がブレてしまっては子どもは何を指針にしていいかわかりません。親がブレないで我が家のルールを子どもに理解させ貫くことが何より大事です!

Q2.私はお金に厳しくしているのですが、じいじとばあばが甘くて困っています。じいじとばあばの楽しみなのもわかるので、どう対処したらいいでしょうか?

これは、どこのご家庭にもあると思いますね。やっぱり孫は可愛いですからね(笑)。でも、もしご家庭の方針があるならば、“この子の将来のために…”ときちんと説明をして少しずつでも理解していただきましょう。きっと可愛いお孫さんに幸せになってほしいという思いは同じですから、理解していただけると思います。そのかわり、お年玉やお祝いといったタイミングにじいじとばあばにドーンと活躍するステージを作ってあげるのはどうでしょうか?お子さんの成長には、家族の理解が何より必要なんです。 

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竹谷希美子

ファイナンシャル・プランナー。お金教育専門家。人材育成学会会員。NPOエイプロシス。証券カウンセラー。証券会社、信託銀行システム会社を経て、2005年に独立。2008年、女性と母親の視点からファイナンシャル・プランナーとしての事業を展開するため、SAKU株式会社を設立する。「お金の管理能力や金銭感覚を、大人になってから気づくのは困難」という気づきから、正しい金銭感覚を身に付けた資産を築ける子どもたちの育成に力を注ぐべく、お金の教育活動をスタートさせた。著書に『12歳までにかならず教えたいお金のこと』(かんき出版)、『PTAで大人気のお金教育メソッド 一生役立つお金のしつけ』(メディアファクトリー)、『一生お金に困らない子どもの育てかた』(幻冬舎)がある。