我が子のお金にまつわるお悩み相談Q&A

我が子のお金にまつわるお悩み相談Q&A

Q3.周りのお友達が持っているゲーム機を息子は持っていないので仲間に入れてもらえないと泣きつかれました。買ってあげたほうがいいですか?

泣きつかれたから買ってあげる…では、エスカレートするばかりで解決にはなりませんね。もし、ゲーム機を持たせたくないという方針なのであれば、お子さんにちゃんと我が家の方針を言い聞かせて、それをお子さんからお友達にきちんと説明させることが大切です。意外とお友達も理解してくれるものなんですよ。私の娘も持ってないときは周りのお友達の理解がありましたから。もし、ゲーム機を与えてあげたいと思うのなら、お子さん自身におこづかいをやりくりさせて買わせるのがいいと思います。どうしてもほしいものならきっと大変でも頑張れますし、達成したときにはやりくりすることの喜びと大切さも学べます。そして何より、自分で買ったものなので大切にしますよ!

Q4.私立中学校に通う息子の交際費に困っています。思春期なので、お友達関係も大切かと思いついつい言われるままに渡してしまうのですが、何に使っているのかもわかりません。どうしたらいいでしょうか?

言われるがままにお金を渡すのは、かなり危険ですね。しかも、何に使っているかわからないとなると不安ですよね。まずは、電子マネーにお金をチャージする方法はどうでしょうか?電子マネーなら、何に使ったかがすべて記録されるので、それをチェックしてから、お子さんと今後について話し合ってみましょう。

お話をうかがった人

プロフィール画像

竹谷希美子

ファイナンシャル・プランナー。お金教育専門家。人材育成学会会員。NPOエイプロシス。証券カウンセラー。証券会社、信託銀行システム会社を経て、2005年に独立。2008年、女性と母親の視点からファイナンシャル・プランナーとしての事業を展開するため、SAKU株式会社を設立する。「お金の管理能力や金銭感覚を、大人になってから気づくのは困難」という気づきから、正しい金銭感覚を身に付けた資産を築ける子どもたちの育成に力を注ぐべく、お金の教育活動をスタートさせた。著書に『12歳までにかならず教えたいお金のこと』(かんき出版)、『PTAで大人気のお金教育メソッド 一生役立つお金のしつけ』(メディアファクトリー)、『一生お金に困らない子どもの育てかた』(幻冬舎)がある。