我が子のお金にまつわるお悩み相談Q&A

我が子のお金にまつわるお悩み相談Q&A

Q5.お年玉の目安がわからず毎年悩んでいます。相場などはありますか?また、幼稚園児にはあげたほうがいいのでしょうか?

お年玉の相場というのは、特にないんですね。これは、家庭ごとに本当にさまざまですから。小学生…3000円。中学生…5000円、高校生以上…1万円といった話もありますが、全然違うご家庭もたくさんあります。ここで申し上げたいことは、例えば我が子が頂いた額より先方の同い年のお子さんに差し上げた額が少なかった場合、翌年から相手の額に合わせて無理して増やすという必要はまったくないです。あくまでも、お年玉はこちらの気持ちですから、違っていいんです。こちらが思うほど、相手は気にしてませんし、大切なのは自分たちの将来です。どうか見栄は捨てて、身の丈に合ったできる範囲でやりくりしてくださいね。幼稚園児へのお年玉は、まだお札は早い気もしますよね。ちょっとしたおもちゃやポチ袋に入れたワンコインなどがいいかと思います。

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竹谷希美子

ファイナンシャル・プランナー。お金教育専門家。人材育成学会会員。NPOエイプロシス。証券カウンセラー。証券会社、信託銀行システム会社を経て、2005年に独立。2008年、女性と母親の視点からファイナンシャル・プランナーとしての事業を展開するため、SAKU株式会社を設立する。「お金の管理能力や金銭感覚を、大人になってから気づくのは困難」という気づきから、正しい金銭感覚を身に付けた資産を築ける子どもたちの育成に力を注ぐべく、お金の教育活動をスタートさせた。著書に『12歳までにかならず教えたいお金のこと』(かんき出版)、『PTAで大人気のお金教育メソッド 一生役立つお金のしつけ』(メディアファクトリー)、『一生お金に困らない子どもの育てかた』(幻冬舎)がある。